夫婦関係がぎくしゃくしてきたと感じたら(その1)
おはようございます!
家事特化型弁護士長野智子です。
離婚事件を25年扱ってきて感じるのは、
結婚当時の気持ちを維持できなくなった
相手も変わってきて夫婦関係が冷えてきた
と感じ始めたらどうするか、皆様のお悩みは深いな、ということです。
私自身も悩みながら夫婦関係を維持しているため、依頼者の方とともに夫婦関係を維持するコツのようなものを一緒に考えてきました。
皆様の参考になれば、と共有させていただきます。
コツ1 期待しない
頼んでいたゴミ出しを忘れた、洗面所を何度言っても水浸しにして改めない、といってがっかりしない。
ゴミも数日ならなんとかなるし、洗面所もほっておけば乾く、と割り切る。
期待値を低く下げておくと、たまに約束を思い出してやってくれるととてもうれしくなります。
コツ2 正しいか正しくないかを議論しない。どうすれば今後うまくいくかを一緒に考える。
私たちは親や先生から、約束は守るべき、男女は平等なので、家事育児は平等に分担するべき
といったさまざまな規範を与えられてきましたので、
夫婦関係にもそれを持ち込み、議論してしまいがちです。
しかし、その時点でどちらが正しかったのか、どうすべきかを議論しても、不毛な論争になることが多いでしょう。
次第に感情的になり、してはならない人格非難に発展するリスクも高いです。
それよりも、今後どうすればこの問題はうまくいくだろうか、という建設的な質問を投げ合って
夫婦関係、子育て連合という運命共同体を共同運営していきましょう。
コツ3以下 次回に述べます。お愉しみに!