タイトル通り、私の好きな物を紹介したいと思います。
今回は映画版、バトル・ロワイアルの紹介です。
私は現在20代なのですが、同世代から上の世代だと多くの方がご存知のものかと思います。
内容は中学3年生の1クラスが最後の一人になるまで殺し合うというもので、当時はその内容から多くのメディアで取り上げられていました。
公開された映画はR15指定で、15歳未満は見ることが出来ませんでした。
当時私は小学生で見ることが出来なかったのですが、その内容が気になりすぎて、映画を見た兄に事細かに内容を聞いた事を覚えています。
ちなみに小説版も好きで、小学校の夏休みの宿題で出た読書感想文はこれについて書いた記憶があります(^^)
初めて見た時の感想はうまく思い出せませんが、とてつもない衝撃を受けたことは覚えています。
これまでに何度かこの映画を見てきて、最初はすごいや悲しいといった感情だったのが、歳を重ねるにつれ、彼らの葛藤や思いを理解できるようになり、何度見ても飽きない作品だと思っています。
沢山人が死に、過激な描写も多いので苦手な方や、何がいいのかわからないと思う人も多くいると思いますが、良くも悪くも何かの感情を抱かせるモノは価値があると思っています。
みんなで助かろうとする者、疑心暗鬼に陥り友達を殺す者、自ら望んで殺しをする者、様々な感情があり、その行動一つ一つに心を動かされます。
ここからはネタバレを含みます(^^)
この映画には多くの生徒たちが出てくるのですが、中でも好きな生徒を何名か上げたいと思います。
まずはやっぱり七原秋也です。
支給武器は鍋の蓋。
作中、事故を除けば殺した人間は教師のみ。(多分あってるはず(^_^;))
ひそかに思いを寄せていた中川典子と行動を共にしていて、二人で支給武器を確認するシーンがあるのですが、鍋の蓋と双眼鏡が出てきたときは二人と一緒に絶望しました。
本当に「これでどうやって戦えっていうんだよ」です。
途中何度か危ない場面があるのですが、そのたびに助けられ難を逃れていきます。
今でも演じていた藤原達也さんの叫ぶ演技を見ると「どうしてみんな簡単に殺し合うんだよ」が脳内再生されるほど印象に残っています。
次に川田 章吾。
転校生として参加するのですが、実は以前のこのプログラムの優勝者で、どちらかというと意欲的な生徒です。
支給品を受け取る際、前の生徒が受け取りを拒否したため、その生徒の物を渡され、途中で戻り支給品を取り換えるほど。
ですが結局殺したのは、元渕と殺人マシーン桐山和雄だけだったはず。
支給武器はSPAS12というショットガンで腰で構えて撃つのがカッコいいです。
支給品交換してよかったですね。経験者だしもしかしたら「あれ?コレ軽すぎだな。絶対銃器じゃないな。変えてこよう」と思ったのかも(^^)
ちなみに元渕を殺した際に奪ったM19はその後七原に渡され、バトル・ロワイアル2にも引き継がれました。
お父さんが多い生徒です(笑)
三人目は作中もっとも殺した、殺人マシーン桐山和雄。
支給武器はハリセン。
こちらも転校生ですぐに不良グループにつかまり、その武器(?)を笑われますが、もみ合いの中でウージーというサブマシンガンを手に入れます。
これが桐山の相棒となり、この先多くの命を奪っていきます。
殺した人間は多すぎて書きません(^_^;)
マシンガン、ハンドガン、手りゅう弾に日本刀とあらゆる武器を使う、まさに殺人マシーンです。
作中一言も喋らないキャラクターで、転校生ということもあり一人だけ黒の学ランを着ていて、悪のイメージが強いです。
銃を構えて撃つ事は無く、半ば投げ出しながら撃つのが印象的で、プログラムを楽しんでいるという感じです。
最期は川田と撃ち合い殺されるのですが、その前に爆弾により視力を失っているにも関わらず、音のした方に乱射する様は、もう動物です。野獣です。中学生ではありません。
その爆弾を作った張本人、三村 信史は一番カッコいいと思う生徒です。
瀬戸、飯島の三人でプログラムをぶち壊す為に爆弾を作り始めます。
支給武器はベレッタM92F。
作中殺した人間はいません。
叔父さんが反社会的組織にいて、腹腹時計という爆弾の設計図を持っていました。
パソコンを使い、本部のシステムをハッキングするなど、クールなキャラクターです。
そもそもこのプログラムは、ダメな子どもたちを殺し合わせて価値のある大人にするのが目的なのですが、ここまでの知識と技量は十分価値のある人間だと思います(^_^;)
彼もまた中学生離れした生徒の一人ですね。
最後に女子生徒版殺人マシーン、相馬光子。
支給武器は鎌。
彼女は鎌とスタンガンと清水から奪ったM1911ガバメントの三つを使い量産していく。
武器は桐山に比べると心もとないが、不意打ち色仕掛け等を使い、女子生徒版殺人マシーンへと至る。
桐山と違い、奪われる側では無く奪う側へとまわっただけで、殺しを楽しんでいる訳では無い。
最後は桐山と交戦し、持てる武器を使い闘うが、最後は撃ち殺されてしまう。
撃たれても撃たれても何度も立ち上がるシーンでは、BGMに「G線上のアリア」が使われ、そのギャップがとても印象的です。
とまあここまで長々と書いてきましたが、それほどに私はこの作品がとても印象的で好きだということが伝わればと思います(多分ここまで読んでくれる人いないだろうな)(^_^;)
この映画をきっかけに、登場した銃のエアソフトガンなどを集めているのですが、気が向いたらまた紹介します(^^)
この作品、生徒たちと歳が近いほど受け取るものが大きいと思いますので、15歳以上の方はよかったら見てみてください。