そのうちに
また今度
いつか そのうち
。。。っていうのは
ほんまに来ないんだよーお母さん!
と母に言いながら
自分にも言い聞かせた日。
先日実家に行ったとき
母が帰りに
「これ持って帰り」と言うのね。
そういう時はだいたい食べ物なのに
いつもと取り出すところが違っていて
何かと思ったら宝石やった。
高齢の伯母から
もう要らないからと
もらったもの。
指輪、ネックレス、
ブローチ、イヤリング、、
まーーーキレイーー
可愛いね。
あ、でもこっちのは
ちょっと私にはデカすぎるかな
指からはみ出してる。。
いやいやいや。
ちょっと待って、
順番がおかしいよ。
私が持って帰るんじゃなくて
お母さんでしょ先に着けるのは。
そしたら母は
「何だかもったいなくて」と言う。
自分にはもったいないけど
娘にはいいのか。
もったいないから
特別なときにとか
よそゆきでとか
お客様が来たときに
昭和世代はよけいに
そうなのかもしれないなぁ
うん、分かる気はする。
(自分だって昭和だ)
だけどその
特別だって思う日は
いったい人生に何回訪れるんだろか。
お母さん、そういえば
お気に入りのイヤリングあったやん
あれ去年何回つけたん?
。。。1回もないわ。。
わーーー
それこそ、もったいない。
。。。ほんまやね。
持って帰り、と
見せてくれた中にあった
パールとプラチナのイヤリング。
似合いそう!と母に着けたら
耳元でさりげに上品に輝いて
色白の母の肌がさらに美しく見えた。
お母さん!めっちゃキレイよ、
鏡見てきてよーと母をうながしたら
そうかな?と見に行き、
すごーく嬉しそうに戻ってきました。
少女みたいに。
ちょっと戸惑ってたけど
明日スーパーに買い物行く時に
着けていくわと
見えるところに並べていました。
そのうちに
また今度
いつか そのうち
母が宝石たちを私に見せなかったら
「いつか」は
いつかのままで埋もれてたんやろう。
母が思う「いつか」は
他にもあるのかな。
あるんやろな。
引き出してあげたいな。
いつか、というのは
永遠にやって来ないけど
その気になれば
一瞬でやって来るもんなんだね。
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