広範囲を警備区域とする横須賀地方隊〜海上自衛隊横須賀地方総監部を訪問

海上自衛隊横須賀地方総監が交代し、新総監に表敬訪問を行いました。

真殿新総監は幕僚長時代にお世話になっており、一緒にご挨拶させていただいた金刺幕僚長も掃海部隊でよく知った間柄です。 

横須賀地方総監率いる横須賀地方隊は、北は岩手県、西は三重県に至る太平洋沿岸一帯を警備担当区域としています。 

災害や事故が発生した場合、復旧、輸送等にも大いに活躍していて、東日本大震災の際に被災者の救援、物資の輸送、米軍との共同作戦、福島第一原発を冷却するためのオペレーション・アクアを次々と遂行した一指揮官の記録「武人の本懐」（高嶋博視著、講談社）を読めば、その重要性はいやというほど伝わってくるでしょう。 

そうした動きが可能なのは、地方総監が常日頃から担当区域の県や市町村などの行政機関と密接にやり取りを行なっているからに他なりません。 

今回の訪問で有事に対する日頃の活動への感謝と、神奈川県や横須賀市との更なる連携をお願いしました。

人口減少時代で先細りの自衛官募集についても意見交換。抜本的な改革が必要だとの認識を新たにしました。