地域医療介護連携ネットワーク「さくらネット」が始動へ | 神奈川県議会議員 永井まさと オフィシャルブログ

地域医療介護連携ネットワーク「さくらネット」が始動へ

 

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横須賀三浦地域において、患者情報を複数の医療機関等で共有するための地域医療介護連携ネットワークの取組「さくらネット」が9月より稼働することとなりました。

 

2月に私が行った一般質問でもこの地域医療介護連携ネットワークについて取り上げました。その内容については私のブログ記事「横須賀の医療の未来に向けて」をご覧ください。

 

横須賀・三浦二次医療圏(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)では、この地域の病院が中心となり「一般社団法人さくらネット協議会」が設立されました。「さくらネット」は、この協議会が運営するネットワークシステムで、患者の同意の下、個々の患者の医療・介護情報(過去の診療・手術歴、薬剤アレルギー情報等)を、地域の病院、診療所、薬局、介護施設等の間で、相互に共有するものです。

 

 

患者のメリットは、例えば他の医療機関で受けた検査のデータや処方薬の情報を参照できるため、重複検査や重複処方、一緒に飲んではいけない薬(併用禁忌薬)の回避等が可能となり、患者の身体的負担・経済的負担の軽減やより安全・安心な医療・介護サービスを受けることが可能になります。

 

  1. 重複検査の回避
  2. 重複処方の回避
  3. 併用禁忌薬の回避

 

上記メリットは個人の健康に関するリスクを軽減すると共に、社会的リソースの無駄遣いを抑制するものでもあります。

患者のメリット

→患者の身体的負担・経済的負担の軽減

→より安全・安心な医療・介護サービスを受けることが可能に

 

私たちの健康は1病院だけで支えられているわけではなく、地域のクリニックや薬局、介護施設など、数多くの機関にお世話になっています。しかし、各機関で情報が共有されていないことによる様々なデメリットが顕在化してきました。

そこで、医療介護関係機関が数多く参加し、私たちが地域で安心して必要な機関にお世話になるために各機関で情報をデジタルで共有できるシステムの構築に県がイニシャルコストを拠出することによってキックオフすることになりました。

 

 

そこには当然、地域の病院をはじめとする各機関の関係者による長年の情報共有・相互協力の努力がありました。地域の関係機関の方々のやる気がなければ、そもそもこうしたネットワーク連携は実現できないと言っても過言ではないでしょう。

 

 

さくらネットのメリットを改めて見てみましょう。

 

  1. 自分で病名、服薬、検査、禁忌薬、アレルギーなどがわかる
  2. 検査や処方の重複がない
  3. 救急搬送されたとき、正確な情報が医療者へ伝わる
  4. 災害時でも、医療・介護情報を損失する恐れがない
  5. 厳重にプライバシーの保護がされる

 

 

このさくらネットの恩恵を受けるためには自らの申請が必要になります。健康保険証を用意して下記リンクから申請を行うことができます。

 

 

 

上記リンクから下記のウェブサイトに飛びます。「さくらネットへ参加する」という青いボタンを押します。

 

名前や住所を登録します↓

 

 

用意した健康保険証を見ながらデータを入力します↓

 

 

皆さんもぜひ申請してみてください。

 

 

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