こんにちは。だんだん暖かくなってきましたね。
しばらく更新されていませんでしたが、またこまめに更新していけそうです!
先週、今年1月から3月の実質GDP(国内総生産)の改定値は年率換算で1.0%のプラスとなり、速報値の2.2%から下方修正となったと内閣府から発表されました。それに伴い一年半ぶりに2万円を回復していた日経平均株価も先行き不安から売りが入り2万円台を割り込む形になりました。
一方で明るいニュースもありました。国土交通省から公表されている資料によると、平成29年4月の住宅着工件数は83,979戸で、前年同月比1.9%増となり、平成21年以降の4月としては一番多い月となりました。

いいですね~。いつかは自分のマイホームを持ってみたいですね(いつになることやら...)。
そしてここからは今回の本テーマになります。
住宅に関連して、これから将来的に購入を考えている方へ「住宅借入金等特別控除」という制度をご紹介します。
これは、いわゆる住宅ローン控除といわれるもので、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます(年間上限40万円)。
つまり、例えば年末の住宅ローン残高が3,000万円だとしたら、30万円がその年の所得税から控除されることになります。
主な要件としては、
①床面積が50m2以上であること
②借入金の償還期間が10年以上であること
また、一定の条件を満たせれば、リフォームローンにも適用になります。
ここからは私見ですが、多くの方はマイホームを建てるときは、一部の頭金とあとは銀行などでローンを組む方がほとんどだと思います。ところでみなさんは現在の銀行の住宅ローンの金利をご存知でしょうか?
実はいま、日銀の量的緩和政策やマイナス金利政策によって、金利全般が下がっていて、御多分に漏れず住宅ローン金利も過去最低の水準まで下がっています。特にネット銀行などでは変動金利・固定金利ともに0.5%前後(2016年6月現在)のところもあるみたいです。
つまり、この低金利の住宅ローンと住宅借入金等特別控除を利用することで、最初の10年は金利負担がほぼ無くなることになります。
通常、上記金利に団信(生命保険)の加入がほぼ必須なので保険料として多少金利が上乗せされたり、最初に事務手数料等で多少の出費がありますが、人によっては、お金を借りているのに、お金が増えるとったこともあり得ます。例えば、トータル0.8%の利息負担で借りている場合、1.0%が税額控除という形で単純計算ですが0.2%分返ってきます(本来は複雑な複利計算があるので厳密には0.2%にはなりませんが)。
なので中には払えるけども、頭金を敢えて少なめに払って、借入金を多くする人もいるみたいですね。
以上がおおまかな住宅借入金等特別控除のご紹介でした。
では、また次回!
※決して、住宅購入時の借り入れを勧めるものではありません。
参考 国税庁HP
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm