名将訪問 | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba
2013-11-02 00:01:55

名将訪問

テーマ:ブログ
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先日、OFFを利用し尊敬する名将を訪ね、じっくりsoccer論を聞かせて頂き勉強させて頂いた。

エスパルス時代、大変お世話になり、コーチ、選手という立場で共に戦いナビスコcup優勝のタイトルを勝ち取った、現.京都サンガ監督の名将.大木監督。
当時、ほぼ毎日居残りでシュート練習等に付き合って頂き指導して頂いた



ポゼッションsoccerに拘る“独自の哲学”を持ち、ピッチで実践し高い評価を得ている大木さん。

前日本代表監督の岡田さんが大木さんのポゼッション哲学、攻撃のアイデア等々を高く評価し、南アフリカWORLDcup日本代表コーチに招聘したのは有名な話だ。
ディフェンス出身の岡田さんが、専門分野ではない攻撃、中盤あたりのアイデアを、大木さんに求めた岡田さんの謙虚さ、器の大きさも素晴らしいところではあるが(「俺は何でもわかってるよ」と専門分野では無い範囲まで指導する自信過剰の人間もいる中で、日本代表監督という立場になっても謙虚な姿勢でいられる素晴らしさ)、そこで求められる大木さんの能力もやはり素晴らしい。


大木さんが京都の監督になられてから京都の試合を頻繁にテレビ観戦しているが、自分の理想のsoccerに近く、いつも勉強になる事が多い。
パスが必然的に繋がり、ボールを支配し続ける事が出来る適正なポジショニングと距離感。
京都というか大木さんのsoccerはこのあたりが完璧だ。
実際大木さんに話を聞いてみると「ボールを繋ぐ為には選手の距離が近くなければならない、そしてボールを繋ぎ保持する為のトレーニングを数多くやらなければ実際には出来ない」との事。
まさにその通りだと思う。
更に大木さん言わく「流行り言葉のように皆“距離感”と言うが、実際のトレーニング中からボールから“何メートル”に寄る、味方同士の距離は“何メートル”に、というように具体的な数字を伝えながら指導しなければチームとしての“距離感”は伝わらないし落とし込めない」との事。
これもまさにその通りだと思う。距離感、距離感と皆で叫んだところで実際各々の距離感は違うし感じ方、イメージが違う。
具体的な数字を伝え、細かくコーチングし指導していく中でチーム全体としての距離感が共有される。
大木さんが拘る“ボール保持者を中心に極力近く”という考えも充分理解出来るし大変勉強になった。ボールが回らないチームは、だいたい選手間の距離が遠い。
酷い時にはボール保持者から「離れろ」というコーチングもある。
20~30メートル離れた距離で正確にパスを出せる技術の確率がどの程度か。最低8割を越える成功率で考えていくと5メートル以内が妥当だろう。もっと確率を上げるには2.3メートル以内。ボール保持者を中心に3人は2.3メートル以内の距離感でボールを受けれるポジショニングを取り、相手を引き付け集結させて、逆サイドに展開し相手の手薄なところを攻撃していく。コンパクトにそしてワイドにだ。


そして今回もっとも驚きだったのは京都サンガは年間通して全くフィジカル(素走り、体力トレーニング)をやらないという事。
確かに今までの自分の経験からしてもJ1チームはそれほどフィジカルでの負荷をかけない。週末の試合に如何にベストコンディションでのぞめるかがポイントなので素走り等はほとんど無い。
大木さんの考えではフィジカルは全く必要無いとの事。これは独自の理論なのかなと思い詳しく訪ねてみると、医学的な角度から考え判断してるとの話で循環器系等専門のdoctorから細かく指導を得ているとの事だった。
「フィジカルする時間があったらボールを使ってトレーニングしたい、アップの時間も勿体無いくらいだよ」と笑う大木さんの信念は改めて素晴らしい。

裏表の無い人間性、soccerを徹底的に追求する姿勢、指導者としての哲学…
改めて今回色んな話をさせて貰った中で、何故大木さんが日本代表コーチにまで登り詰め、また色んなJクラブから常に求められるのかが充分に理解出来た。


当日、初めて京都サンガのトレーニング施設を訪問させて頂いたが素晴らしき環境だった。
そして更にチームスタッフの方々の気遣い気配りが完璧で感心させられた。
おかげさまで大変有意義な素晴らしき時間を過ごす事が出来た。
改めてこの場を借りて感謝の気持ちをお伝えさせて頂きたい。


最後に今回感じたチームの“一体感”というモノ。
チームスタッフの方々、選手、関係者と話した中で皆が口を揃えて同じ事を言っていた。「大木さんのsoccerをやり続けたら絶対チームは良くなるし間違いないです。」と。

確実にチームが同じ地図の元、同じ方向に進んでいる。

そして大木さんの言葉「選手がもしピッチで駄目ならば、それは俺のせいだ。ピッチに立ってる選手は自分の鏡だよ。」と。
実に勉強になる深い言葉だった。

これからも京都のsoccerを注目したいと思うし“大木イズム”を学ばせて貰いたい。


追伸.久々昔の戦友である森岡隆三(現.京都サンガコーチ)とも少し話が出来た。topレベルの経験を是非若き才能ある選手達に伝え高いクオリティを持つ“第二の森岡隆三”を作って貰いたい。


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