先週は岩手県の被災地を訪れてきました。
震災直後にボランティアで入ったのは今からもう3年も前。それから被災地はどう変わったか、防災対策はどうだったか、今後の課題は、大阪から何ができるかなど様々な視点からの確認です。
※3年前のレポートは記事下のリンクをご覧ください
ボランティア活動した時の拠点は岩手県中部の遠野市でした。沿岸部と盛岡などの中心部の間にある遠野市は後方支援体制を充実させることを掲げてきました。とはいえ、市役所そのものが全壊したため、現在はショッピングセンターのフロアに庁舎を構えています。
防災センター内には震災発生直後の行動が。
未曽有の大災害で、どのような対応がされていたのか、反省点はどのような点があるかについて意見交換をさせていただきました。
岩手県で最も被害が大きかった陸前高田市。
瓦礫の山はほぼ見られなくなりましたが、復興はようやくこれからといった印象です。
住宅地は津波対策のため7mのかさ上げをします。そのため、山から土を運ぶベルトコンベヤーが設置。これに200億円、かさ上げの造成費用に1000億円かかるそうです。
道の駅「高田松原」の内部。犠牲者がなかった施設については遺構として公開する方針とのこと。生々しい津波の跡が残ります。
希望の芽も着実に育っています。
現地での飲食は基本的に仮設商店街にて。それぞれの地域で特徴のある店舗が並んでおり、賑わっているように感じました。
こちらは3年前にドブ掃除をした用水路。どす黒いヘドロをかき上げる作業は手間のかかるものでしたが、現在では透き通った水が流れていました。
震災発生後、大阪府からも多くの職員が派遣されており、4月1日現在で27名の職員の皆さんが被災地復興のために尽力されています。
日々の活動内容、問題点、派遣される際の要望など意見交換をさせていただきました。
次回に続きます。
3年前の被災地訪問レポートはこちら↓
---------------------------------