昨日はお日柄も良く、いつもの浜で稽古をしました。
昨年からの1年半の稽古は私の独断で基礎は粗削りにして型を中心とした練習をさせた。
そして本人たちの基礎体力があったので普通の人達より早くここまで来たのだが
ここからの動きがやはり今一つ指導する内容ができないことが最近分かったので
今度は基礎の足を丁寧に練習してもらおうと考えて土曜日はそういう内容のことをやってみた。
ただ、本人は何がなんだか分からなかったと思う。
分かっているのは私と小姑のT君ですな。
何度蹴りについての内容を説明しても分からないようだったので木に軽く掴まって蹴ってみるように言って
両者の動き(臀部と足)を見せたら、やっと分かったみたいだった。
この一見何の変哲もないT君とMさんの蹴りだけど蹴る前の臀部の動きが違うのだ。
Mさんは無駄な動きあって、それを直すように何度も言った。
お尻の動きを撮るなんて変態に間違われそ、なんちゃって。
でも、臀部の撮影によって本人が注意されている点(直すべきところ)が理解できたのだ。
そしてT君が「後ろ足で蹴っている、前足で蹴れ!」というので 「(・・?」 という顔をするMさん。
どう考えても自分は前足で蹴りを出しているのに・・・ という具合におもっているようなので
さらに相対の動画をとって見せたら、これもやっと理解できた。
「理解」が出来ても指導されたようにやれるようになるには又時間を要する。
きっとMさんは土曜日の夜は臀部から足にかけて、つったはず。
先週のMさんは稽古の後に背中が痛くて寝がえりが打てなかったと言っていた。
ま、そういう痛む身体のカ所は今まで使っていなかったからだという事ですね。
私達も有りましたので心配するな、と話しました。
痛かった場所を聞いて同じ道を通っているのを確認したので善しとしました。
私達より上手くなって欲しいものです。
そのために手間暇かけて教えているのですからね。
上手くならないはずがない、と思っています。