先日、
「赤ちゃんの舌が白いのですが、
病気でしょうか?」
という、質問メールをいただきました。
小児科医でもありませんし、
実際見ているわけでもないので、
診断はもちろんできませんが、
わかる範囲で、お答えを。
赤ちゃんの月齢が低い頃に結構多いのですが、
赤ちゃんの舌を見たら、白くなっていることがあります。
これは、母乳やミルクのカスだったりすることが多いので、
それほど心配ないのですが、
時々、「鵞口瘡(がこうそう)」という病気なことがあります。
これは、カンジダ菌という、カビが
口の中に発生してしまっている状態。
カンジダそのものは、身体の中によくいる常在菌なので、
妊娠中、膣内にカンジダが発生して、
薬を使った人もいるかもしれません。
抵抗力が落ちていると、
出ることが多い菌です。
カンジダ(鵞口瘡かそうでないか)は
基本的に、病院でチェックをしてもらうのが一番ですが、
一般的に見るところは、
白いポロポロしたものが
舌だけでなく、歯茎や頬の内側にもあるかどうか。
(普通のミルクのカスだったら、
それほど歯茎などには出にくいようです)
カンジダ菌が原因であっても、
軽いものであれば、
しっかりおっぱいやミルクを飲んでいくことで
勝手に消失するということも多いようです。
早く治療した方がいいという診断になれば、
口の中に防カビ剤を塗る治療をして、
1週間ほどで完治することが多いそうです。
赤ちゃんの身体の様子は、
やっぱり気になるもの。
実は、それほど心配しなくてもいいものであることも
多いんです。
でも、本当に鵞口瘡でしたら、
たまに(本当にごくまれに)他の病気があることもありますから、
気になるようなら小児科で見てもらえると、安心ですよ。
病気の人がたくさん集まる小児科に連れて行くのが
心配でしたら、
健診などを利用しても、いいかもしれませんね。