ふとパリ時代にお世話になったお宅で頂いたことを思い出しました
「知り合いの一人も居ないのは危ない！」と心配した仏語教室のマダムが
在仏20年（当時）の画家Hさんを紹介してくださいました。
彼女が何度も連絡を取ってくれていたので、
パリへ着いてすぐに電話をしたのです。
「無事につきましたか。連絡が来るのを待っていたんですよ！
それでは、これから食事でもいかがですか？」
とH氏に言われ、アルファロメオで寮まで迎えに来てくれました。
異国の地で初対面の人とお食事するのも初めてならば
左ハンドルの車に乗ったこともないし・・・
緊張して、運転席に乗り込もうとしたんでしたっけ（笑）
ここからが緊張マックスの時間が始まりました。
今まで受けた面接のどれよりも凄かった。。。
あなたなぜパリに来たの？
パリで何するの？
学校以外の時間はどうするの？
帰国したらどうするの？
「雨が降ったら天気が悪い」ってフランス語で言ってみて
etc...
ドライブも食事も緊張しっぱなしで、大人しくなっていた私に
「あなた、本当に一人で大丈夫ですか？」
何度も何度も質問されましたっけ
トドメは・・・
中華食材店でお買い物をした後に
ノートルダムの裏側にあるカフェでコーヒーを飲んでいたら
ドラック中毒の男性に絡まれ
「あのような人に絡まれた時は、どこでもいいからお店に入って助けてもらいなさい
」と。パリ初日の洗礼でございました
時々、お宅にもお招きいただいて、フランス人の奥様とお話をしたり、
手料理をふるまってくださいました。
その時に初めて食したのがズッキーニの花の天ぷら
と～っても美味しくて感動したことを覚えています。
滞在中はいろいろなハプニングが遭い・・・
話すたびに友人たちに大笑いされますが
振り返れば、全部が楽しい思い出です
写真はエペルネーのシャンパーニュ通り