チケットが完売となったベルギーの古楽器アンサンブル「イル・ガルデリーノ」の本日の公演。期待して聴きに行きましたが、個人的には気になる点が多く、あまり心地よくない演奏でした。

 

技量の問題もあったのか、アンサンブルがかみ合っておらず、音楽が流れていきません。例えば、一曲目のテレマンはリコーダーがたどたどしく、何度も周囲から遅れていきそうになりましたし、四曲目のC.P.Eバッハの四重奏曲は、チェンバロがさらい切れていなかったのか、楽譜のかじりついて弾いていたために音楽の流れを停滞させており、途中で止まってしまわないかハラハラしてしまうような危うい部分さえありました。また、三曲目のヴィヴァルディのトリオは、まるで生徒にレッスンをするかのように、音楽の流れを犠牲にして一音一音置きにいくように吹いていたのがとても気になりました。

 

ただ一方で、様々な作曲家や編成で聴くことができたのは興味深かったですし、C.P.Eバッハの四重奏を軽やかに吹き切ったフルートのヤン・デ・ヴィンネや、温かい音色が素敵だったオーボエの佐治みのりさん等、いいなと思う部分もいくつかありました。

 

会場のめぐろパーシモンホールの小ホールは、ゆったりとした席の配置で、心地よく聴くことのできる環境でした。また機会があれば、聴きに行きたいと思っています。

 

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