ぽむの音楽箱

コンサートの感想を主に書いていきます。


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チャイコフスキーのバレエ音楽「眠りの森の美女」のラストは、ト短調で終わります。まるで、楽しい宴の途中で突然分厚い雲に覆われて真っ暗になるような印象を受け、それまでの楽しい雰囲気はなんだったのだろうと思ってしまいます。

 

このように、曲のおおまかな印象とラストの印象が異なる曲で私が真っ先に思い浮かぶのは、シューベルトの即興曲D899の第2曲と第4曲です。どちらもバレリーナが踊っているような優美な曲で、前者は華やか、後者はたおやかさがあります。ところが、第2曲は中間部で華やかさが一転、感情を叩き付けるような音楽に変わり、いったん何事もなかったのように華やかさが戻ってくるものの、また戻ってしまい、最後は崩れるように終わります。まるで、何かスキャンダルに巻き込まれてスターダムから転落してしまうような印象を受けます。

 

一方の第4曲はどことなく寂しげで第2曲とくらべて華やかさは劣るけれど、優美さがあり、そして、聴いていくうちに心が温まってきます。中間部はもう少し曇るけれどそれもつかの間のことで、最後は明るく曲を閉じます。まるで、第2曲のバレリーナの陰に隠れていたバレリーナが少しずつファンを増やし、最後はスターの座をつかむような、ハッピーエンドの物語を連想します。

 

演奏は、マリア・ジョアン・ピリスの録音が好きです。第2曲は華やかさの中にフッと影を見せるような表現が印象的で、第4曲は音の抜き方が素晴らしく、より一層優美さを感じます。残りの2曲もとても良く、特に、もの寂しさとそれを包み込むかのような優しさが交互に現れる第1曲は、全曲中最も素晴らしいと思います。

 

「小説」とのつながりはあまり感じられませんでした。

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