ぽむの音楽箱

コンサートの感想を主に書いていきます。


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今日の東京交響楽団の定期演奏会は、普段あまり耳にしない曲が並んだ本日のコンサートでしたが、客席は結構埋まっていました。40年以上の付き合いとなる秋山和慶さんと東響との素晴らしい演奏を期待してのことだったのでしょうか。

 

とりわけ素晴らしかったのが、ソリストに小菅優さんを迎えた、矢代秋雄さんのピアノ協奏曲。小菅さんの硬質な音色がこの曲によく合っており、スピード感が要求されるところも見事。第二楽章等、曲への共感も感じられる一方で、ソロ楽器やオケとのやりとりを楽しむ余裕さえ感じさせ、この曲が持つ魅力を最大限に味わうことができました。

 

オーケストラのサポートも万全で、切れ味鋭い部分での反応が良く、ピアノに寄り添うようなしなやかさを見せたと思えば、ピアノを塗りつぶしてしまう炭のような音色を出したり、厳しく迫ってピアノを追い込もうとしたりと、場面場面で様々な表情を見せていました。とりわけ、第二楽章で少しずつ恐怖が高まり、ついに爆発する場面は妖しい美しさがありました。ダイナミックな第一楽章と、スピード感のある終楽章も見事で、オケとソリスト双方が力を最大限に発揮した、忘れがたい演奏になったと思います。

 

残りの曲の演奏も良かったです。メシアンの「忘れられた捧げもの」は三曲目の透明感のある弦が印象的。次第に上昇しながらフッと消えていく最後はとても美しかったです。フローラン・シュミットの「サロメの悲劇」も、欲を言えば一曲目のたゆたうような感じや二曲目の若々しさ、そして三曲目の密やかさ等、もう一歩上の表現を期待したいところでしたが、曲の特徴をよく捉えた演奏だったと思います。

 

気心の知れた指揮者とオケによる期待に違わぬ演奏で、客席は最後まで盛大な拍手に包まれていました。

 

「サロメの悲劇」はマルティノン盤が良いと思います。

http://classic.blogmura.com/concertreview/ranking.html?p_cid=01508538

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