ぽむの音楽箱

コンサートの感想を主に書いていきます。


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今日のNHK交響楽団の定期公演は、プログラム後半が好演だったと思います。

 

前半の三曲は表現が平板な演奏。「ピーター・グライムズ」では、一曲目の神秘性、二曲目の活気、三曲目の包容力、そして終局の狂騒といった場面ごとの表情がほとんど感じられず、とても退屈な演奏に感じました。レーピンをソリストに迎えたプロコフィエフとラヴェルも同様。全然ついてきてくれないオケに対し、とても窮屈そうにソロを弾いているように聴こえました。

 

後半になると演奏が一転して表情が豊かに変わりました。オネゲルの交響曲第2番では、強奏部でも遅めのテンポで重苦しく曲を進めていき、途方もなく深い絶望を感じさせる演奏でした。特に、緊張感を持続させながら少しずつ感情が昂っていくさまを見事に表現した第二楽章が素晴らしかったです。ラストのトランペットはまるでかなわないと分かっている願いを表現したかのようなくすんだ音で演奏され、最後まで光が差さないアプローチとなっていました。この曲が作曲された当時の暗い世相を反映した見事な演奏。

 

最後に演奏されたラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、この曲の持つグロテスクをよく表現した演奏。バス・クラリネットが大活躍でした。

 

定番となりつつあるシャルル・デュトワとの年末の定期公演。来年も意欲的なプログラムで良い演奏を聴かせて欲しいです。

 

個人的に、「ラ・ヴァルス」を連想させる絵画

http://classic.blogmura.com/concertreview/ranking.html?p_cid=01508538

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