ぽむの音楽箱

コンサートの感想を主に書いていきます。


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よく、「鉄壁のアンサンブル」や「峻厳な演奏」といった、どちらかというと冷たい印象を持たれがちなムラヴィンスキーとレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団のコンビ。でも、個人的にはこのコンビが似たような評価のライナー=シカゴ交響楽団やセル=クリーヴランド管弦楽団よりも幅広いファンがついているのは、音色の豊かさという、大きな魅力を持っているからだと思っています。

 

出だしからの猪突突進がかすんでしまうほど朗々としたチェロの歌が聴ける「ルスランとリュドミラ」序曲。たおやかな木管楽器が峻厳な弦を包み込み、この世の儚さを思い知るブラームスの交響曲第4番やブルックナーの交響曲第9番。そして、天国的な美しさの「未完成」の第2楽章・・・このコンビで好きな演奏は不思議と、古典派やロマン派に集中しています。聴く人を圧倒するようなチャイコフスキーの交響曲第4番も、一番好きなのは、オーボエの嘆きの歌を弦が優しく慰めるような第2楽章です。

 

時代は変わり、かつての専制君主のような指揮者は受け入れられなくなってきました。この移り変わりの中で、演奏も厳しいものからよりしなやかな演奏が好まれるようになってきたような気がします。もし、ムラヴィンスキーが厳しいだけの演奏であったのであれば、とっくに過去の演奏と決めつけられてしまったはず。よく耳を傾けてみると、今の時代でも受け入れられるしなやかさが感じられるからこそ、様々な世代から愛されているのだと思います。

 

メロディアの復活やスクリベンダムの登場により、このコンビの演奏を以前よりも手軽に手に入れられるようになってきました。願わくば、ショスタコーヴィチやチャイコフスキーだけでなく、ここに挙げた演奏も聴いて欲しいものです。個人的に、この時代のレニングラード・フィルは、音色の点においてもウィーン・フィルやコンセルトヘボウ管弦楽団と並んで、世界三大オーケストラの一つだとみなしています。

 

「田園」も素敵な演奏です。

http://classic.blogmura.com/orchestra/ranking.html?p_cid=01508538

 

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