ぽむの音楽箱

コンサートの感想を主に書いていきます。


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いつも完成度の高い演奏を披露してくれるアレクサンドル・ラザレフと日本フィルハーモニー交響楽団のコンビ。今日は、このコンビでぜひ聴きたいと思っていたラフマニノフの交響曲第2番が演奏されるとのことで、府中の森芸術劇場まで足を運んできました。

 

前半は、個人的に聴きたいと思っていた桑原志織さんをソリストに迎え、リストのピアノ協奏曲第一番が演奏されました。桑原さんのピアノはとても丁寧で、速い部分や盛り上がる部分でも自分をコントロールして一音一音聴こえるようしっかりと弾いており、バックの演奏スタイルと合っているように思えました。ただ一方で、綺麗にまとまりすぎている印象も受け、特にこのような若々しい曲は、少々ズレても勢いに任せてダイナミックに弾いたほうが聴き映えがするように感じました。また、もっと音色が磨かれてくると、さらに魅力的になると思います。

 

後半のラフマニノフは、第一楽章が少し落ち着きがないかなと感じたものの、第二楽章と第三楽章の演奏がとても良く、全体としては満足のいく演奏でした。第二楽章は、ハキハキとした速い部分と、丁寧に歌い上げたゆったりとした部分のコントラストが素晴らしく、全楽章中もっとも良かったと思います。第三楽章は、まるで溢れる思いを抑えきれないとでもいうかのような推進力のある演奏で、思いを伝えられなくても伝えられないもどかしさや苦しみを乗り越え、クライマックスでついにありったけの思いを打ち明ける、といったストーリーが浮かんでくるような、とても感動的な演奏でした。特に、ホルンがすべてを包み込むような柔らかさがあり、素晴らしかったです。

 

終楽章は終始丁寧だった演奏から外れ、アンサンブルのズレはあったものの、喜びを爆発させるような熱さのある演奏となりました。第三楽章のアプローチであれば、まるで思いが成就したようで演奏効果も上がり、良かったと思います。後半は、春の訪れとともに凍っていた大河が流れ出す、そんなイメージが湧いてくる雄大な演奏となっており、最後は大いに盛り上がって曲を閉じました。

 

アンコールは、同じくラフマニノフの「ヴォカリーズ」。まさか演奏してくれるとは思わなかったので、とても嬉しかったです。演奏も透明感があり、最後の最後までこのコンサートを楽しませてくれました。

 

プログラムのデザインも素敵です。

http://classic.blogmura.com/concertreview/ranking.html?p_cid=01508538

 

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