前回の続きで、広島県広島市安佐北区白木町の風景を。この町は私が高校生時代まで過ごしてきた町です。町全体は広いので通学や広島市街地に出かける場合などは、バスや芸備線という公共交通機関を利用しなけらばなりませんでした。そのため今回紹介している芸備線は思い入れのある鉄道です。昔は広島駅から鳥取県の米子駅、岡山県の新見駅に向かう急行列車が走っていました。今は急行も廃止となり少々寂しい路線になりました。

JR芸備線 「志和口駅」。付近に安佐北区役所白木出張所などの行政機関や中学校などがあり、町の中心的な場所にある駅です。

 

急行列車が走っていた時代、広島駅の次の停車駅がこの志和口駅でした。

 

広島駅行 普通列車。

駅から三次方面を。

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」のポスター。「明智光秀ゆかりの地、大津、亀岡、福知山へはJRでおでかけください」。どこもまだ訪ねた事のない地、行きたいです。


2012年、この駅に住み着いていたネコが「りょうま」と名付けられ、非公認ですが地元では駅長として扱われていました。私は一度もその駅長にお会いしたことはありませんが、新聞やテレビでも報道され、多くの人がこの駅を訪れました。しかし昨年の2月に芸備線の災害復旧を待たず死去。りょうまの功績を遺すため、駅前にりょうまの碑が建てられていました。

 

志和口駅の次の駅、芸備線 広島市最北端の駅「井原市駅」。私の出身地に一番近い駅なのですが、久しぶりに訪れてびっくり!!駅舎がバス停みたいになっている。

2006年撮影。私が中学生の頃はまだ駅員さんがいました。その後無人駅になりましたが、駅舎は最近まであったと思います。いつの間に・・・。なんか寂しいなあ。
。後ろの山は「神の倉」という山で山桜がたくさん咲いています。ハンググライダーが飛び立つ山で有名です。

駅名板は以前から使用しているのが残っていました。もうボロボロ・・・

 

広島駅から13番目のこの駅は広島市内にあるので、JRの「○〇駅から広島市内まで」と表示されているきっぷで、ここまで乗る事ができます。

ホームから広島駅方面を。

ここは町内にある、「志道氏墓所」。第二代目 志道 広良(しじ ひろよし)は、安芸国志道城主。志道元良の子で、毛利氏の重臣中の重臣。元就の軍師的な役割を務め、「志道広良あってこその毛利元就、毛利氏を中国地方の覇者に押し上げた推進役の一人」だといわれています。

1997年放映のNHK大河ドラマ「毛利元就」で、この志道広良を演じた方は、中村梅雀さん。元就が悪ガキだった頃から、片岡鶴太郎さんが演じる井上元兼を誅殺する辺りの話まで、人間味あふれる広良を演じられていました。大河では他にも「葵 徳川三代」で徳川光圀兼ナレーション役や、「篤姫」の井伊直弼の役など多く出演されています。

 

 

志道氏の墓。

 

正面の山の麓付近に志道氏の墓所。居城の「志道城」の跡も近くにあります。

 

景色は時の流れとともに変化していますが、故郷である事はいつまでも変わらす・・・・・です。

 

今回も訪ねて頂き、ありがとうございました。感謝です。またのご訪問お待ちしてます。