今までのまとめ２

昨日の続きです。
江や初と共に秀吉を毛嫌いしていた茶々でしたが希代の人たらしと言われた秀吉のあの手この手の誘いに徐々に心が解れて行き、茶々に市の面影を見る秀吉もまた正妻のおねを差し置いてひたすらに通い続ける日々となります。
その間、苦手な江を家臣筋にあたる佐治一成の所に嫁がせたり別れさせたりと主人公のはずが迷走を続けます。
秀吉と茶々が結ばれた後に次女の初は一目惚れした京極高次の所に姉のとりなしもあって嫁ぎ、江も豊臣に取り込まんとする秀吉の意向で甥である秀勝の元に再嫁させられます。
屈託のない秀勝に惹かれた江は円満な夫婦生活を送るかと思われましたが待望の子供である拾を失った秀吉は徐々に常軌を逸しはじめ、ついには朝鮮に兵を送る事を決めます。
豊臣方の大将として朝鮮に渡る事になった秀勝でしたが慣れない土地で病にかかり不慮の事故もあって命を落とす事になります。
悲嘆に暮れる江でしたが秀勝との間にもうけた娘をよりどころとして立ち直りかけた矢先に徳川の嫡男、秀忠との婚儀が持ち上がります。秀勝を忘れられず秀忠に良い感情を抱いていなかった江は徳川行きを拒みますが家康の懇願もあり江戸に下る決意をします。
しばらくはすれ違いを続けた秀忠と江ではありましたが江戸の屋敷が火事となり江の大事にしていた秀勝の遺品を秀忠が命をかけて救った事で急速に和解して行く事になります。気持ちを通じ合わせる二人は戦乱の世を終わらせる事を互いに語り合うようになります。
そこへ豊臣を討とうする家康と茶々改め淀殿を守ろうとする石田三成の間に戦が勃発します。これが天下分け目の関ヶ原となる訳ですが裏切りもあり戦は呆気なく徳川方の勝利となります。
戦に勝った家康は天下取りの野望をあらわにし秀頼と共に天下を治めようとする秀忠と意見が対立しますが関ヶ原で真田にしてやられ遅参のうきめを見た秀忠に家康を止める力はありませんでした。そして先週の大阪冬の陣、今週の夏の陣を経て豊臣家は滅亡しいよいよ徳川の天下となる訳です。急ぎ足ではありましたが以上が物語のあらすじです。
明日は豊臣の滅亡についての私見を述べたいと思っています。