こんばんは。

お店「Na-sya」で
親しくして頂いた皆さまから

「今、どうしてるの?」
「なぜ?」

って…




ウインク



どうしてるのか…


そこには
長いお話があります。



…cafeをする、ずっとずっと前の話です。






第1章



リリーの実家は機屋です。



機屋とは…
「播州織」を織ってる工場のことです。
この辺では「機屋(はたや)」と呼びます。

今も
弟が継いで織ってます。



リリーは
ガチャコン、ガチャコン…という織機の音の中で育ちました。

色んな色の
糸や布を見ながら育ちました。



リリーが洋裁に目覚めたのは、
母の影響かも知れません。

母は
忙しい合間をぬって
リリーの服を作ってくれてたのを覚えてます。


リリーも幼い頃から
工場のお姉ちゃん達に
可愛がってもらい、
手芸や編物を教えてもらって
遊んでました。



そんな事もあってか…

いつの頃からか
洋裁が好き…



初めて自分でスカートを作ったのは
小学6年生の時だったと思います。

工場のキレで…
見様見真似で
チェックのスカートを作ったのを覚えてます。




そんなリリーが
大きくなって…


結婚して…


子供が産まれて…






「子供の服、作ろう!
       …着せたい服、売ってないし〜…」




そこから始まった。


作る作る…
可愛くて
オシャレなのが出来ると
嬉しくて…

ドンドン作る…




子供はまるで着せ替え人形。


頭の先から
足の先まで…




そんなある日のこと…



ふと思った。



「西脇に、
こんなにたくさんの商社があるのに…
こんなにたくさんの工場があるのに…
こんなにたくさんの生地があるのに…

どうしてメーカーが無いの?

どうして欲しい服が無いの?」




そこには
ちゃんとした理由があった。(省略)





そしてリリーは
弟に相談した。



「生地を織ってくれへん?
        …オリジナルの生地!

     欲しい生地が無いねん…
        だから織ってくれへん?」



その時、弟は一つ返事だった。


「そんなん、無理や。
                 10m作るのに
                  30万円程かかる。

                 1000mも要らんやろ?」




…ひぇ〜〜〜
…そんな高くついたら
服なんか作られへん〜




なぜかと言うと…

ロット!



たった10m作るのも
1000m作るのも
染めたり織ったり…
同じように手間暇がかかるから。





その頃の西脇は
「ガチャマン」と云われる程の
大量生産の波に乗っていた。






…そうか〜
          難しいなぁ〜…



ということで、
リリーの生地作りは、
簡単に終わった。



そして、
細々と愉しみながら
小ちゃいちっちゃいメーカーみたいなんを
始めたなぁ〜…笑ニヤリ
…今思えば…
              よ〜やるわ…笑
              怖いもの知らず…笑


30年以上も前の事です。




    
     ただ…

     服作りは…

     3番目に娘が生まれて
             ますます愉しくなる…

              

              …つづく…