ひたちなか海浜鉄道 再開は7月中旬 復旧に約3億円 | 公共交通機関とアルバイト掛け持ち、つのっちの日常

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東日本大震災で被害を受けた県内の鉄道が運行を再開する中、運休が続いている第三セクター、ひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市)は運行再開の見通しを7月中旬と発表した。復旧作業にかかる費用は2億9660万円と見込む。盛り土が崩れてレールが宙に浮いた場所もあり、復旧作業は長期化。だが、吉田千秋社長(46)は「地域に必要な鉄道。住民や周辺観光地とともに復興する」と前向きだ。

 JR常磐線勝田駅と海水浴場がある阿字ケ浦駅を結ぶ同鉄道湊線。全長14・3キロの間に28カ所も被害を受けた。特に同市金上の金上-中根駅間では、線路脇のため池が決壊して路盤の盛り土が崩れ、レールが宙に浮いてしまった。ため池の水はほとんど流れ去った。このほか、レールの湾曲、トンネルの亀裂、ホームの陥没などの被害が出た。途中駅に止まったままの列車は「レールを修復しないと動かしたくても動かせない」(吉田社長)。

 同社は震災直後から「1カ月程度で再開できない」と判断し、3月19日から代行バスを運行している。

 3億円近い復旧費用は赤字ローカル線を引き継いだ第三セクターにとって重い負担だが、吉田社長は「運休で全く収入がなくてもしばらくは持つ。廃線は考えなかった」という。早期運行再開を望む沿線住民の声にも後押され、国が復旧費用の補助率引き上げを検討していることも追い風となりそうだ。

 吉田社長は、第三セクターとして再出発した平成20年から経営に当たる。年間利用者70万人だった同鉄道を21年度は77万人台まで持ち直した。22年度も80万7千人に達するペースだったが、震災で78万5千人止まりに終わった。

 被害状況調査は15日に終了。復旧作業は進んでおり「運行が再開し、落ち着いてくれば周辺の観光地への客足も戻ってくる。必ず挽回できる」(吉田社長)。同社は那珂湊漁港のおさかな市場、国営ひたち海浜公園、アクアワールド県大洗水族館といった沿線観光施設との連携を強化、地域の復興と歩調を合わせた鉄道再建を目指している。


引用:産経新聞(2011年4月18日)


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