タイトル「源さんの戯れ言」
テーマ「バカふざけ話」(1~200)
源さんの戯れ言
日本のGDPは
ドイツにぬかれました
何でか?
それを裏山の
「狸の焼き芋屋」と同じかなぁ?
と思い、書いてみました。
タヌキのGDP
GDPが気になる珍しい狸がいました。
この狸、田野作村の権助さんからサツマイモ1本100円で買って、それを焼き芋にして一本あたり200円で売って生計をたてていました。まるで人間のようです。
今日は何ぼ 売れるかなぁ
前の年は250本売り、今年は300本売りました。昨年より50本多く売ったことになります。するとこの狸、なにやら成長率というとんでもないことを考えはじめました。
そして目をグリグリ回して成長率は20パーセントと暗算ではじき出しました。
諸雑費に 経費がかかり過ぎや
この化け物のような狸は解せぬ顔して更に考え込んでいました。まだ儲けが少ない。それは、焼き芋機の修理やド派手な焼き芋の看板、それに燃料代が高くなっていた。
農家の 権助さん
そしたらこの狸、権助さんのサツマイモを安く仕入れ、そして売る時は焼き芋に砂糖や蜂蜜などと、さまざまな付加価値をつけて一本あたり300円で売ることにした。
付加価値を付けた焼き芋
どうだ、甘いだろう、と、この狸の夢は膨らんだ。
そしたら飛ぶように売れるどころか、だんだんと不人気な焼き芋屋になってしまった。
どうしたのだろうと狸は考えた。
何もかも甘かったのだ。
それだから成長率も急に下がった。
これじゃ ダメやないか。
この商いは何処かの国のやり方に似て、お客さんが喜ぶ
「これや!」と言うのがないのや。
もう少し、工夫せんとなぁ




