笑いのつぶやき
笑いの散歩 301~500
笑いのつぶやき
W357「腹鼓」20220910
「腹鼓(はらづつみ)」
狸には妙なクセがある。
うまく行っても、事を仕損じた時でも、自ら己の腹を膨らませ、その腹をたたいて紛らわすという。それぞれの音色は、ほどよく違って聞こえるというから立派なものだ。
人間だって、失敗を笑って誤魔化すのは狸の腹鼓と同だ。ヒトはうまくいって微笑む。失敗しても人前では笑う。
だが、その失敗のよどみは なかなか消えぬ。だったら狸のように腹を膨らませ、その腹をたたいて反省したらどうか。
では試してみよう。
それではたぬき山の
腹鼓川柳で参ります
「たぬき山今宵でべそで音も無し」
あら!何とまぁ・・失敗
昨夜は失敗、
それじゃ今夜は、と、やってはみたものの、
「屁の響き破れ太鼓の腹鼓」
何と、哀れな、またしても失敗
これは恐らく、
昨日、昼に、
たらふく食った🍠さつま芋が
原因や!
昨夜と、今夜になっても
出べそや、ラッパのような屁の音が邪魔となって
「ポン、ポン、ポン」と言う、
小鼓のような歯切れのいい音がしない。
世の中、己の思うようにはまいりません。
では、
思うようになるにはどうすればいいのか?
屁も鳴り止んだ狸、
でべそをさすり、月を眺め、
あれこれと悩んでいました。
お終い
実りの秋となってきました。
そこで余画像 ザクロ
ほったらかしの 洋梨




