源さんの戯れ言 | 源のブログ

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源のブログへようこそ。笑い話を書くことが好きです。ただ今「ことわざ漫談小話」等の笑い話しを創作発表しています。それに季節ごとの俳句や川柳も投稿しています。最近は「戯れ言」も書いています。作品名は画面右下側フリースペースをご覧ください。

タイトル「源さんの戯れ言」

テーマ「バカふざ話」(1~200)

BF18「カジノ法案、いいやろうか?」20161220

15日未明、カジノ法案が衆議院を通過しました。日本もいよいよカジノと言う変なものに手を付けようとしていますね。カジノって言えば日本古来(?)からの賭博と同じじゃないの。カジノが良いって言うならサイコロ転がしてチョウハンの賭博だって良いはずじゃないか。偉いことになるなぁ。遊び心に火がついて本気になったら尻の毛まで抜かれるのがヤバイ賭け事だ。尻に毛のないものはどうすりゃいいのだ。良心によからぬ火がついたら困るなぁ。

「チョウ、ハン、張った、張った、チョウハン」

「コマがそろいました」

「勝負」

「ピンゾロのチョウ」

なんて、陰気で任侠の世界、こんな時代劇の映画をよくみたものだ。いや、いまでもみていますが、いかさま賭博が見破られる、あのシーンですよ。

 

こんな賭け事のカジノ法案が通れば賭博解禁になるのかと思うと、そりゃ複雑になるなぁ。若者が遊び心にちょっと悪戯にやってみたら大儲けした。大金がザクザク転がり込んだら、それこそこの若者の導火線に火がつかないわけがない。分別に乏しい若者が、その判別を男気と思い込み、本気になっちゃ身を亡ぼすことになりはしないかと、それが心配やなぁ。本当にカジノ法案、大丈夫?

 

 

 

カジノの本場と言えばラスベガスやマカオだ。当然ながらダンスやショーなどの娯楽施設があっての集会場と聞く。ラスベガスやマカオなどは陽気なカジノ施設であることが想像できる。だが、日本ではどんなカジノが出来上がるのかその心配が大きく身を案じるのだ。商業施設やホテル、国際会議施設、これ等の総合リゾート施設の中にわずかなスペースのカジノをつくるという。わずかと言っても、その気になったら身を亡ぼす賭博場には変わりはない。碁や将棋なら運を天にまかせるものではないから、その安心は貧乏であってもその勝負の行方には献上の美徳があるというのだから、その勝負の勝や負けには日本古来の情け、もしかしたらワビやサビもあるかも知れぬのだ。

 

その運を天に任せる賭け事と言えば日本にはたくさんある。パチンコ、競馬、競艇、競輪、オートレース、サッカーくじに宝くじと、たくさんあるじゃないですか。それに飽き足らずこんどは九州や大阪、それに札幌とカジノをつくると言う。それこそ日本賭博列島のできあがりだ。コリャ偉いこっちゃなぁ。耳をすましていると「ニシの丁(チョウ)」やら「イチニの半(ハン)」なんて、家庭の食卓に賭博の声が響いてくるかもしれぬぞ。それではおちおち安らかに飯も喉がとおりませんなぁ。それにしても政府がやることだから、その総合リゾート開発をやることには間違いはないと思うが、生真面目で凝り性の日本人の心を殺めぬ方法を是非とも考えて欲しいものである。日本の若者を大事にせにゃあかんぜぇ。優秀な子等を将来に夢を託さず運を天に任す賭博で苦しめちゃなりませんなぁ。それこそ国家の恥で、それでは絶対に損やで、日本列島の破滅やで。

 

だって、うちの父ちゃん競馬でぼろ儲けした途端、普通の新聞読まず競馬新聞と電話で忙しく動き回ってるやで。それまでは碁盤眺めては飯も食わず、負ければ勝つまでもう一局打たねば寝るに寝られないと言うのだ。それでも父ちゃんはうちの優しい母ちゃんのためにガマンして寝ていると、天井のマス目が碁盤に見えて寝るにねれないというのだ。賭け事、勝負事って、本気になれば女や男の好きごとと同じく、いずれにしてもほどほどを知らぬと身を焦がすもととなるのだ。これは仕事、これは遊びと分別しなはれ。身にあまる銭はおかしいと思いなはれ。