タイトル「源さんの戯れ言」
テーマ「バカふざ話」(1~200)
BF 8「北方領土」20160909
北方領土はもともと日本の領土であるからロシアは条件など付けず日本に返還すべきものです。ところが話が随分とややっこしく、お互いの国が損をしない、即ち領土問題は「引き分け」なんてわけのわからない苦しいことを言いだす始末である。だが、日本政府は下手なシベリア開発や経済工業援助でわずかな島だけの返還で妥協するなんていうことはやめてほしい。
考えると、日本はアメリカと同盟国のため領土返還交渉には難しいところがある。また、ロシアのプーチン大統領はクリミア(北方領土と同じくロシアは重要といっている)を独断で編入しただけに単なるシベリア開発や経済援助云々程度で安易な四島返還などするわけなどない。プーチン大統領はあれだけの広大で眠る資源を持ちながらそれを自国で開発できないだけに、何を考えているか分からないのがロシアの今の国政だ。もし、それができている国ならもうとっくに北方領土は返還しロシアと日本は友好国になっているはずだ。
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残念なのはロシアが世界の指導的な要素を持ちながら、それができないでいるから情けない。それどころかうっかりすると核戦争にもなりかねない怖い国でもある。ロシアの力が世界的に指導的なものがあるなら、平和的にものを解決できる国なら、まずそれをやってほしい。日本は相手が友好的な国であるなら安倍総理の提案である極東復興を含む8項目の経済協力などだって、それ等を官民あげてやれば難しいことではない。
お話合いがお互い満足できるなら、経済協力でいい加減なことはしないのが日本の気質だ。ロシアの映画監督のアレクサンドル・ソクーロフは「日本人に、かつて彼らのものだったすばらしい土地を返す必要がある」と述べているではないか。国策が正義のないところに世界の目はむけられない。お互いが堂々とした正義感があってこそ、日本とロシア、ましては世界の平和は保たれるのだ。欲望の塊、単なる力づくでは、やがてその国は亡びるであろう。どうあるべきか考える国こそ世界から頼られる国になるのだ。わずかな領土に固執していては富める国家とはならない。悩んでいる国にその領土を返してこそ本当の平和が来ると確信する。お互いの信頼に、損も得もないはずだ。
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