タイトル:「おらが川柳」
テーマ:「源さんの川柳 101~200」
・今回のテーマは「蕗(ふき)のとう」です。
・さぁ、三月にはいりました。3月6日の昨日は啓蟄(けいちつ)でした。三月に入りますと虫たちどころか草木の芽吹きは勿論、人さまだって長い冬眠から目を覚まし活発に活動する季節です。
・日当たりの暖かいところではさまざまな草も芽を出し、伸びていいものかどうか首を短くして辺りをうかがっています。そんな蕗(ふき)をみつけました。でもまだ寒いのか襟をたてちぢこまっていました。前回の俳句にまけない蕗のいい川柳ができました。
105 蕗のとう春雨にそっと襟をたて
(ふきのとうはるさめにそっとえりをたて)
・苦み走った蕗味噌を頂きました。口の中でまだ早い貴重な恵みに体も心もびっくりしました。その蕗に感謝です。
106 蕗味噌に舌をとられて無口なり(注)
(ふきみそにしたをとられてむぐちなり)
・さて、次回の川柳は3月16日「春の声」です。どんな春の声が聞こえるかお楽しみのお待ちください。
それでは、今日はこれにてさようなら。
(注)加賀の千代女「朝顔につるべ取られてもらい水」を真似た句です、悪しからず。