8月の読書 | うさぎと読書と、双極性障害と。

8月の読書

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2603
ナイス数:371

罪なき子罪なき子感想
「死刑になりたいから」と無差別殺人事件を起こした犯人は、死刑囚の息子だった。 父が罪を犯した時から、社会から虐げられて生きてきた加害者家族の苦悩。胸がヒリヒリ痛みながら先が気になり一気読み。なるほど、そうきたか、という思いと、タイトルの意味が分かった。
読了日:08月29日 著者:小杉 健治
クジラアタマの王様クジラアタマの王様感想
冒頭の製菓会社のクレーム処理のくだりはキタキタキタな感じだったけど、この後ぐらいから急速に分かりにくくなってページをめくる手が止まりそうになった。 最近の伊坂さんは私には分かりにくい作品が増えてきて悲しいなあ。
読了日:08月28日 著者:伊坂 幸太郎
私のことならほっといて私のことならほっといて感想
何とも表現が難しい独特の世界観を持つ7篇の短篇集。「匂盗人」が一番好き。どれも個性的な世界で異次元に放り込まれた感じだけど、あっという間に読み終えた。
読了日:08月23日 著者:田中 兆子
Dr. ヤンデルの病院選び 〜ヤムリエの作法〜Dr. ヤンデルの病院選び 〜ヤムリエの作法〜感想
病理医の著者による、医師が病院を選ぶ際のポイント。病院選びだけでなく、診断・治療についての医師の基本的な考え方など平易な言葉で解説されている。知ってる事もあるけど、なるほどねと思う事もあり勉強になった。
読了日:08月21日 著者:市原 真
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女感想
芥川賞受賞作。語り手が「むらさきのスカートのの女」をストーカーのように異常なまでに観察する話。淡々と観察した事が語られ、自分も一緒に観察しているかのような映像が浮かんでくる。ゾワゾワした何とも言えない読後感。
読了日:08月20日 著者:今村夏子
あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 (PHP文芸文庫)あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 (PHP文芸文庫)感想
6人の女性作家さんによるアンソロジー。タイトルですでに感じ悪い。どれも後味の悪さは強烈で、そうきたか、とラストで唸る。なかなかの粒揃いでめっちゃ満足でした。
読了日:08月19日 著者:宮部 みゆき,辻村 深月,小池 真理子,沼田 まほかる,乃南 アサ,新津 きよみ
シークレット・ペイン: 夜去医療刑務所・南病舎シークレット・ペイン: 夜去医療刑務所・南病舎感想
医療刑務所を舞台に、そこで勤務する精神科医、緩和ケアの医師、刑務官、そして受刑者たち、様々な人間の人生ドラマが濃縮された作品だ。 罪を犯した人間が一般の人と同じような医療を税金で受けさせて良いのか?という問いから始まる物語は、受刑者たちの顔ぶれや罪を犯すに至った背景、そして医師たちが抱えている何かを知るにつれ、自分の中で気持ちが揺れ動く。 おそらく正解はないのだろう。難しい問いを投げかけられた作品だ。 それにしても、あまり見かけないムショの医者という設定が非常に興味深かった。
読了日:08月17日 著者:前川 ほまれ
ひと喰い介護ひと喰い介護感想
資産家の独居老人が家事に困り宅配弁当を頼んだところから始まる超高級介護業者の罠。 怖っ!金持ちはプライドは高いからチヤホヤとエグゼクティブ並みの対応でもてなせば沼にはまっていくのだろうなあ。気をつけねばと思うが、庶民には全く関係のない話だ。 庶民のレベルの話だとより恐怖が増したと思う。
読了日:08月13日 著者:安田 依央
希望の糸希望の糸感想
小さなカフェを営む女性が殺された事件に挑む若き刑事。「家族」とは何か?を色んな場面で突きつけてくる作品。色んなカタチがあっていいはずだけど、一筋縄ではいかないのが悲しいところ。「家族」に対する著者の眼差しは今回も優しい。
読了日:08月04日 著者:東野 圭吾

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