ブルゲンラントへ
ウィーンから車で1時間ほど南下
オーストリアのブルゲンラント州へ❣️
ブルゲンラントは
世界文化遺産に登録されたノイジードル湖があり
湖の 北3/4が、オーストリア
南1/4が、ハンガリーという
日本人にはなんともイメージしにくい
湖を横断する国境があります
この日はこのノイジードル湖の西側が中心
まずはアイゼンシュタットの街をお散歩
メインの通りが一本500mくらいの小さな街
唯一と言っても良い見どころのエスターハーズィー城が月曜日で休館だった💦
エスターハーズィー家はハプスブルグ家の重臣だったそう
次はアイゼンシュタットから
車で15分程のところにある
さらに小さな街ルスト
ハンガリー国境から数kmのため
街並みもハンガリー風だそう
こちらが街の中心で一番の広場
小さい…
多くの家の煙突に
こうのとりの巣ができていました
幸せそうな街
街散歩の後は
このルストから15分くらいのところの
ワイナリーOggauへ
ここのワインはドイツでよく見かけて気になっていたのでアポを取りました
各ボトルの印象的な顔は
それぞれのワインのイメージを
擬人化したものだそう
例えば、仮面をつけた若い女性は
まだ何者でもなく
これからどういう表情を見せるかわからない
といったイメージのラインのワインだそう
かわいらしいお庭
シーズンにはここでレストランもオープンしてるそう
古いワイナリーをまるごと買って
そこに残されていた古い道具を利用して
昔ながらの方法でつくっていました
ただしこちらの道具を使うのが
高いラインのみだそう
畑の重作業は馬が担うため
お馬さんを3頭飼っていました
重みで地面を潰しすぎないから
土が適度に空気を含むのだそう
ワイナリーには必ずワンちゃん
一通り見せてもらった後には
お庭のベンチでいろいろ試飲
ナチュラル系の優しいお味だけど
割と野生味もある印象
美味しかったけれど試飲代が
€80/人とインパクトがありました
そしてこの日二軒のワイナリーはKollwentz
こちらはとあるお金持ち雑誌のランキングで
5位の評価をもらってました
オーストリアのブルゲンラントは
BlaufrankischとZweigeltという
ローカル品種が有名
中でもこの地域はBlaufrankischが良さそう
ピノノワールとサンジョベーゼを
足して二で割ったみたいな
フルボディだけど丸みと滑らかさがありました
この日はアイゼンシュタットのはずれで
ワイン農家さんがお部屋を提供しているお宿
Weingut Tinhofに宿泊
オーストリアもアグリツーリズモを
積極的に推進している様子
お部屋もかわいらしくて広々快適
ただ周りには一個しかレストランがなかった💦
ということで、夜ご飯はその一軒
Zwillingsstüberlへ
地元の人半分と
周辺の農家さんに宿泊する観光客が半分
お店の子だか地元の子だかが
転げ回っている牧歌的なお食事どころ
ドイツ語しか通じないけれど
そこは田舎の人の優しさと
フレンドリーさでどうにかしてくれます
一品目のハムとチーズの一品は
見た目もちょっと田舎なテイスト
でもこれが思いの外なかなか良かった
緑色は何かのオイル(聞き取れず)で
この地方の名物だそう
これがハーバルですごく美味しい!
買って帰りたかったけれど
オイルの名前がわからず
2品目はウィンナーではない巨大なソーセージ
焼くか茹でるか選べるようで茹でもらいました
これも粗びきが肉々しくてジューシー
スパイスも複雑で美味しくて大あたり
ワインはグラスで白の
Grüner Veltlinerを頼んだと記憶しています
ウィーンから1時間もかからず訪れられるわりに
小さな可愛らしい街が続き
ヨーロッパの田舎の風景とワインを満喫できて
なかなか面白い田舎旅の始まりとなりました
アイゼンシュタットの街をお散歩していた時に
2-3歳くらいの男の子が
おもちゃの赤ちゃんを乗せたおもちゃのバギーを押している姿に遭遇
正直にいうと
お恥ずかしながら最初は少々驚いてしまった
でもすぐにそんな自分を深く反省
そうよね
一番近くでたくさんみている
大好きなママやパパの姿を真似したい気持ちに
女の子とも男の子もないですよね
こうした遊びも
子育てを自分のものとする
感性を育てるのだろうし
これまでは女の子のおもちゃの定番だったと思うけれど
単に親が男の子には買ってあげていなかっただけなのでしょうか?
だとしたら、ジェンダーバイアスは
まだまだ無意識深くいろんなところに蔓延っているのかもしれない
そういうものから人が解放された時
どんな景色が世界に広がっているのだろう
そんなことを感じたオーストリアの田舎の1日でした
ごちそうさまでした