国立がん研究センターが発表した内容記事である。
それは、血液中のビタミンDの濃度が高いと肝臓がんになるリスクが低下するとの調査結果をまとめたものだ。
私たちの常識では、ビタミンDは紫外線とともに、とくに骨の生育や合成に不可欠なことはよく知られてきた。
最近では、私の著書「ケイ素でキレイになる!」「ケイ素の力」でも、美肌や皮膚細胞の活性化、再構築など、その相互作用の面でビタミンDは注目されてきた。
ケイ素、シリカ、そしてビタミンDは、ことのほか、今では、若い女性の間でも話題になっている。
ビタミンDは、魚や卵などの食べ物からとる以外に、日光に当たると皮膚でも合成される。
同センターの山地太樹室長は「適切な食事と日光浴が、がんのリスク低減に役立つ」と話す。
私の近著「生命の陰陽学」でも、健康の原点に、太陽の重要性を強調してきた。
しかも、先進的なガン免疫研究からも、太陽の近赤外線、そしてケイ素、シリカ、そして「ビタミンD」は、生体シナジー効果の面から、極めて魅力のある未来医学の重要テーマとなりつつある。
今回の国立ガン研究センターから発表された医学研究の成果には、私の東大での研究テーマと、未来医学の方向性に、改めて意を強くした次第である。