陰陽の平昌オリンピック | 山野井昇の未来紀行

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現在、隣国の韓国で4年ごとのオリンピック競技が盛大に開催されている。

今回のオリンピックは、とくに韓国が北朝鮮への合同参加の呼びかけもあり、取材のマスコミの目は、華やかな美女軍団の行動に注がれた感が強いものとなった。

開会式では、厳粛なセレモニーの中で不届者が、こっそり出演者の列に入り込み、役員に場外につまみ出されたり、深夜のバス停や、駅の改札口に長蛇の列など、色々ハプニング続きだが、一応競技は順調に進んでいるようだ。

まずは一安心である。

今回のオリンピックで、私がとくに記憶に残った感慨深い点が二つある。

メダルを目指して必死に頑張る選手の健闘振りは当然だが、改めてとくに印象的だったのが主催国、韓国の国旗だ。

場内セレモニーの中で、旗手がしっかりとポールを握り、色鮮やかな赤と青の陰陽の太極図☯️が見える。

陰陽の国旗は、世界から集まった平昌の夜空にはためいた。

赤は陽、青は陰を表し、太陽と月、天と地、昼と夜、男と女、といったように、 万物は相対するものが調和して統一されるという古くからの東洋思想に基づいた宇宙観を意味している。

新しい韓国の大統領に選ばれた文在寅氏が、この国旗に込められた深い陰陽の意味をもって南北統一を計っているのか。それは分からない。

直接、本人に聞いてみたいところだ。

北朝鮮を巡る緊迫した国際状況が今も続いている。その難しい政治課題に対面する韓国の立場と果たす役割は重要だ。

西洋の思想では理解の届かない東洋人の思想、深い「陰陽」の意味と尊厳を改めて韓国の国旗は、私に深く印象づけた。

政治をオリンピックに介入させるな、との意見は当然、韓国国内にも世界にも多い。

しかし、もしこのオリンピックを契機に、南北にまたがる厚い氷河が溶け、世界の平和に繋がるイベントであったならば、真にオリンピックは平和の祭典になるのだろう。

アメリカやわが国には、今まで繰り返えし裏切られ続けた、北朝鮮の“ほほえみ外交”には不信の根が強い。

目には目を、ミサイルにはミサイルを、の外国為政者の言葉も理解出来ないわけではないが、理想の政治戦略は、男性の‘’剛”に固守せず、女性の“柔”のもつ陰陽の秘術も知るべきである。

平和は武器では解決しない。これは今までの世界中の悲惨な過去の歴史が証明している。

平和は、為政者から強要されて作られたほほえみではなく、民衆が自ら発する心からの歓喜の笑顔から生まれてくる。

いつかその笑顔のエネルギーは、疑心暗鬼な相手の暗く冷たい心を溶かしてくれる。

早くその時代が来ることを誰もが待ち望んでいる。

ところで二つ目の感動だが、昨日、私はスケート競技のテレビ観戦に釘ずけだった。

言うまでもない。右足首の靭帯損傷から見事復活した平昌オリンピック・フィギュアスケート男子、羽生結弦選手だ。

彼は全身全霊で世界を魅了した。魂が込められた4分半の演技。

この日、フリーの演技に臨んだ羽生選手が選んだテーマ曲が、映画「陰陽師」のテーマ「SEIMEI」だ。

4回転サルコーや4回転トーループなどを披露。途中バランスを崩す場面もあったが、4分半にわたる気迫の滑りをみせた。

神がかったような表現力に会場は興奮。万雷の拍手の中、羽生選手は演技を終えた。




その羽生結弦、オリンピック連覇の直後のインタビューで溢れたのは思わぬケガと真剣に立ち向かった日々の思い。また回りで支え続けてくれた人々への感謝の言葉だった。

「右足に感謝」「もう感謝の気持ちで一杯です」「皆さんに支えられて生きてきました」。

羽生は各局からのインタビューにも、素直に「感謝」を繰り返し語っていた。

陰で支えてくれた人々に対する感謝。

ハンディを乗り越えて掴んだ勝利。

羽生は、もしこのケガがなかったら、今回の金メダルはなかった!と語っている。

つまり「災いを転じて福と成す」の諺にあるように、羽生は逆境さえも味方に、66年ぶりのオリンピック金メダル連覇を成し遂げたのだ。

若くして会得したその言葉の意味は大きく、人生の心の金メダルとなったに違いない。

額に流れる金の汗、そして金の笑顔。

今、私の脳裏には彼が選んだテーマ曲
「陰陽師」の音楽とともに舞うダイナミックな演技が続いている。

※ 「陰陽」の参考図書

生命の陰陽学





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