大相撲と陰陽五行 | 山野井昇の未来紀行

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昔、相撲を祖父と一緒にテレビ観賞していると、よく聞かされたことは、相撲は神事に近く、日本の伝統的な儀式を継承していることでした。

その私が陰陽道とも縁が深いということは後になって知ったことです。

確かに「相撲は神事である」とテレビの相撲解説者はよく語っています。

幼いころの私は、祖父から説明を受けるたびに、その意味の重要性が分からず、ただ、「ふ~ん」とうなずくだけでした。

今振り返ってみると、亡き祖父に申し訳ない気持ちになります。

ところで、相撲で目に入るのは、行司の軍配でした。黒い軍配には、月と太陽が描いてあり、これは「陰と陽」を表しています。

また行司が言う「はっけよい」は、易のいう「八卦良い」が由来で、「順風漫歩」、すべてよしということだそうです。

お相撲さんが、塩をまくのも死者の穢れを祓う行為。

四股を踏む四は、四方を意味し、四股を踏んで沈める儀式で、四神に対する儀式だと言われています。

さらに、先日行った国技館のように、吊り天井から四色の房がぶら下がっています。
これは四房「しぶさ」といって四神(白虎・朱雀・玄武・青龍)を表します。つまり、白、赤、黒、青の四色で、四季と四神を表しているのです。

東に青(木)の房、西に白(金)の房、南に赤(火)の房、北に黒(水)の房。

つまり、土俵(黄)の色と、4つの房の色の、5色は陰陽五行の五色になります。

あの四角に固めた土の上にある丸い土俵も、陰陽道の宇宙観「天円地方」。

丸は天を、四角は大地を表しています。俵は四角の中にあります。

つまり、中央の円い土俵が「陽」で、それを囲む四角が「陰」になります。

ところで横綱といえば力士の最高位であり、御神体と目され、その尊い横綱の土俵入りは、下から上にせり上がります。これは天と地をつなげる役割です。

四色の房に象徴される四神の見守る結界(修行の限られた境界)で、土俵入りし、地から天へせり上がる、強く四股を踏むことで、地の負(陰)を鎮め、天の正(陽)へと祈り上げる呪術的作法なのです。

例えば「地鎮」とは、言うまでもなく「地の神を鎮めること」ですが、横綱が四股を踏むことで、地の神が鎮まります。
土俵は場所ごとに新たに土を固めて造られています。その仕上げの作法が「土俵入れ」なのです。


「横綱土俵入り」は、もっとも強い力士が腰に縄を張って、かしわ手を拍ち、四股を踏む。そのとき、背後では立て行司が祭交を唱える。この様式は、「地鎮祭」そのものです。    
四股は陰陽師の歩行術の動作が由来なのです。最後にやる弓取り式も、陰陽師は弓を使って怨霊を調伏していく法があって、それを取り入れたといわれています。
この相撲には先の陰陽道の考え方が多くちりばめられていたのです。
今日は大相撲の中にある『陰陽五行』についてお話しました。陰陽五行を知るということは、相撲に限らず何かと重要です。
大自然の世の中で起こっている森羅万象、身近で起こっている様々な問題の原因を見つけ、解決することもできます。今日の、激動の時代の中心である政治や経済の流れも、私たちの健康や病気の生命活動も、すべて陰陽五行に沿って動いているからです。
✳️「陰陽五行」などにご興味のあるかたは下記、私の著書「生命の陰陽学」をご参照下さい。

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