原作は漫画のドラマが多いようだ。
 漫画の原作の魅力の第一は現在的センスのような気がする。
 現代のと言うような、時代的枠での一括りではなく、
 現在と言う極めて限定的な感覚である。

 原作が漫画の弁護士ドラマは仲間由紀江の「島根の弁護士」だった。

 日本一弁護士が少ない島根県の、
 37番目の弁護士として赴任した女性弁護士の奮闘記だ。

 島根県であるから小泉八雲が頻繁に登場する。
 文庫本ではなく全集の部厚い厳しい本がならぶ、
 東京の理容室の主は竹中直人で、女性弁護士の父親だ。

 女性弁護士の弁護士事務所の所長が香川照之で、
 下宿先の石屋のぐうたら的息子は矢島智人で、
 その母親が何と梶芽衣子だった。
 暫くは、その母親が梶芽衣子とは気づかなかった。

 そして、直ぐに樋口加奈子が登場し、実は主人公の母親だった。

 個性的な役者の出演だけでも面白そうだし、
 最初に簡単に、
 余りにも簡単に、
 女性弁護士の島根行きの謎と、
 死んだはずの母親の登場で、
 ややこしい問題は全て解決し、
 視聴者は次から女性弁護士の奮闘記を、
 十分に楽しめるというわけである。

 樋口可南子の母親のさっぱりとした言い方が妙にリアルで、
 面白いというよりは強烈だった。

 そんなわけで仲間由紀江もいいが、
 個性派の登場人物もいいから、ついつい見てしまいそうなドラマだ。

 CMには吉永小百合が、桃井かおり、そして仲間由紀江とあっては、
 CMの時間もチャンネルを回すこともなさそうだ。