遊戯三昧 ~船井総研 河内谷の物流コンサルブログ~ -4ページ目

生産性・定着率の向上

前回、一体化について言及しましたが
船井総研でも、一体化を図るために取り組んでいることがあります。

月に2回全社員が集まる会議日があるのですが、
その日の朝礼は「一体化朝礼」と題し、30分の時間をとっています。

7~8人のチームを作り、
そのチームごとにコミュニケーションを図るのです。

チーム編成は毎回変わりますが、年齢別、出身地別、五十音別、
血液型別、誕生月別、家族構成別、などランダムでチームを作ります。

普段コミュニケーションをとらない部署やチームの人と、
そのような場で交流する場をもつことにより、
お互いのことを知り合うのです。

一体化というのは、まずはお互いを正しく知ることから始まります。
人間は自分の身内や知り合いには自然と仲良く接するものです。

ですから、一体化は生産性の向上だけでなく、定着率の向上にも寄与し、
ひいては業績向上に大きく貢献します。

一体化

船井総研の創業者である船井幸雄は、
マネジメントで最重要視しなければならないこととして、
「一体化」ということを挙げています。

昨今、多くの企業で一体化ということの重要性を認識され、
様々な取り組みをされていることと思います。

しかし、会社全体・組織全体を一体化しようとしても
上手くいかないケースが多々あるかと思います。

そのような場合は、下記のように因数分解して
自分の会社・組織を見つめ直すと、問題が見えてきます。

・社員同士の一体化
・経営者と社員の一体化
・役職者と一般社員の一体化
・先輩社員と新人社員の一体化
・正規雇用社員と派遣社員の一体化
・フルタイム社員とパート・アルバイト社員の一体化
・学歴・学閥・派閥の一体化
・拠点間・営業所間の一体化

どこの部分がボトルネックになっていて
一体化を図れないか、まずは洗い出すことから
始めてみてください。

シェアの効用

社外・社内に関わらず、セミナーや研修の受講後に
参加者同士で気づきをシェアすることは非常に有効です。

セミナーや研修で、インプットだけで終わるのではなく、
実際にアウトプットし行動に移さないと意味がありません。
そのためには、得た知識や気づきをまずは整理しなくては
なりません。

そこで、有効なのがシェアすることです。

シェアの仕方は簡単で、参加者を数人のグループに分け、
グループ内で各自が気づきを発表しあうだけです。

自分の考えや気づきを頭で考えをまとめるだけでなく、
実際に口に出して発表することで、
気づきを整理することができます。

もうひとつは、他人の気づきを聞くことで
新たな発見・気づきに繋がるということです。

シェアの時間をとるだけで、セミナーや研修受講の効用を
最大化できるので、ぜひ実践してみてください。