昨日の民主党エネルギー環境調査会で、「2030年代に、原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」という方針を決めました。私は「遅くとも2025年までに脱原発を実現する」という考えです。調査会でもそのことを主張し、今後もそれに近づけるように民主党と内閣にさらに働きかけていきます。


  昨日の議論の中で、二つの原発ゼロという考えも出てきました。一つは「原発稼働ゼロ」、もう一つは「核廃棄物ゼロ」の実現です。核廃棄物ゼロを実現するためには、新たな使用済み核燃料を生み出さないことと、すでに存在する使用済み核燃料1700トン、外国にある高レベル廃棄物、そしてこれまでは燃料と考えられていたが、今では利用が困難で有害物となったプルトニウムなどの核廃棄物を無害化することです。脱原発のための研究開発は必要です。


  民主党だけでなく、自民党も原発をどうするのか、明確に方針を示す義務があります。もともと54基の原発が建設されたのは自民党政権時代であったわけで、原発事故が発生したにもかかわらず、だんまりを決め込んでいるのは責任放棄と言わざるを得ません。