ちょっとしたきっかけ

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はじめまして。北青会員の梅木我聞でございます。

私は現在、市川市本行徳にございます妙覚寺住職の徒弟であるとともに、今は立正大学仏教学部4年生として在籍しております。

 私の住んでいる行徳の地区は、古くから“寺町”とも呼ばれ、多くの寺院が立ち並んでおります。

寺町では毎年、“回遊展”という催しがあります。

回遊展では、座禅体験や写経体験といったようなものから、フリーマーケットやダンスエクササイズなど、直接お寺とはあまり関係のないような様々なイベントも開かれ、地域のみなさんとともに、お寺を使って、盛り上がっていくイベントとなっています。
 
今年の自坊では、昼間に健康体操、そして夜間には境内ライトアップを催しました。


 中でもライトアップはとても綺麗で、いつも見慣れているはずの境内が別の場所に感じられるほどでした。


 境内には檀家さん含めて多くの方が来てくださいました。

ある方に聞くと、わざわざ遠くから来てくださる方もいらっしゃいまして、自坊を知っていただくきっかけにもなりましたし、とても嬉しかったです。
 
 ここでふと思いましたが、今回のこの境内のライトアップをきっかけに、初めて自坊に足を運んでくださった方も、恐らくいたと思います。そして、このようなちょっとしたきっかけで、お寺に来てくださること、これはとても良い事だと思います。

「牛にひかれて善光寺参り」

ということわざがあります。

「思いがけないところからいい結果が生まれる」

という意味ですが、もともとの言い伝えがあります。
 「昔あるところに、偏屈で不信心なお婆さんがいました。ある日、庭で布を干していると、隣家で飼っていた牛が走ってきて、角に布を絡めて去っていってしまいました。

お婆さんは牛を一心不乱に追いかけていくと、気がついた時には善光寺にいて、それがきっかけで初めて信心が芽生えた。」というお話です。

今回の回遊展を通して、普段は入りにくいようなお寺でも、イベントを通して、お寺に来てくださることで、何らかのちょっとしたきっかけになってくれれば良いなと深く感じることができました。

皆さんも、是非お寺にお参りに行ってみてはいかがでしょうか。

何かちょっとしたきっかけを得ることができるかもしれません。