【番外編】航空科学博物館訪問 その5 からの続きです。

続いて、学芸員さんの説明は床下に移ります。ジャンボ機機首部の先端には気象用レーダーが、床下には「Nose Landing Gear Wheel Well(前脚格納室:離陸後、機内に収納した前脚の格納スペース)」と「コンピュータルーム」があることは知っていましたが新たな発見はここにもありました。



床の一部は、透明なアクリル板に張り替えられていました。
学芸員さんからは、

床の一部は特殊な鍵を用いることで開けることができ、機内から床下に降りることができる。そのためのハシゴも用意されていること。

そのエリアには、地上にいるときは地上からもアクセスすることができること。

などが説明されました。そして「その後ろ側には、コンピュータが置かれていますいます。」との説明。私は「おぉー、ここだったのか!」を思わず声をあげてしまいました。あることは知っていたものの、それがここだったとは。

上の画像では少々見づらいので、画像処理をかけてみました。



写真の上側に、四角い箱が並べられたラックのようなものが、かすかに見えます。
これが、コンピュータ・ルームです。

B747には、数多くの(しかも原始的な)コンピュータが使用されています。
大がかりなものでは、当時最新鋭だったINS(Inertial Navigation System:慣性航法装置:精密な地球ゴマ(ジャイロ)と加速度計を用いて、地上施設の助けを借りることなく飛行ルートを計算する装置)や、オートパイロット装置などの本体がここに置かれています。

コクピットはとても狭いことと、仮にこれらの装置が故障しても容易に修理できるようなものではないので、操縦席にあるのはただの操作パネルだけで、装置本体はここにあるのです。ではそれらを繋ぐものは?
勇気を出して学芸員さんに聞いてみました。「これ、



がデータケーブルですか?」「はい、そのとおりです。」
いやはや、これまた重要な情報の大動脈が意外なところを這いまわっていること! 実際のフライトでは、どうりでスマホを「機内モード」に切り替えるように指示をされるわけです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。次回は、ドアについての説明場面です。