(2014年の古い記事になります)

独居老人が亡くなると、その兄弟に連絡がくるんだな…と思いながら
運転をして1時間。舅の姉が運ばれた警察署に到着しました。

警察も、独居の舅の姉の兄弟を調べるのに時間がかかったようで、
亡くなった次の日の夕方に二女に第一報をしたようです。
舅と私が駆けつけたのは、亡くなってから2日後でした。

舅の姉は自宅のベッドで亡くなっていたので、近所の方の事情聴取や
家宅捜査をして事件性の有無の調査は終わってると言われました。
舅の姉も病院の検死も終わっていました。
死因は「虚血性心疾患」だそうです。
92歳…誰にも看取られず、誰にも迷惑をかけなかった舅の姉。
「女って強いな」と、そんな風に漠然と感じました。

警察署に喪服を着た男性が2名いました。
こちらを見ているので「誰だろう?」と思っていたら、警察の方が
「あとはあちらの方々にお任せして、ご遺体を引き取ってください」と
淡々と言われました。
舅は意味がわからなかったようで「もう一回説明してくれる?」と
何度も聞いていました。
この時のやりとりから「舅は認知症?」という疑いをもちました。

喪服を着た男性2人が挨拶とともに、名刺をくれました。
「NPO法人」って書いてありました。
舅は全く理解できず「お前たちは何なんだ!」と怒りました。
そんな舅にもめげずに、丁寧にご挨拶と説明をしてくれました。
二女が警察署に到着。
っていうか、私達の到着が遅いし、自宅に連絡が入るかも?と思って
一旦自宅に帰宅していたらしい。

NPO法人に「まずはご遺体を私共の斎場にお運びします。
       もう私達の車に乗せました。さあ行きましょう」と
案内されるがまま、舅の姉が乗っている車の後ろを走って
線路沿いにある、小さい斎場に着きました。

主人に電話連絡をしたら、かなり酔っぱらていて
「長男(舅の兄)から公衆電話から連絡がきて、場所がわからないって
 言ってたけどもう会えた?ミーの携帯番号を教えたんだけど、
 メモがないから覚えられないって騒いでいた」と言われました。
そっか…
舅や舅の妹、舅の兄は携帯電話を持っていないから、
場所を変更したことを伝えられないな…とすごく不便を感じました。
主人に斎場に移動したことや場所と連絡先を教えて、
もう一度、舅の兄から連絡がきたら伝えるように指示を出しました。

舅の兄が斎場に到着するまで待ちました。