こんばんわ
 
 
今晩、緊急事態宣言が出ましたね。
ここでもう一度、厚生労働省発表のデータを集計して
このタイミングでの緊急事態宣言について考察してみました。
 

先ほどの安倍総理の会見の中で、専門家は
・感染者数の累計
・倍加時間
・孤発例の割合
を重要視してモニターしていたとありました。

 
感染者数の累計については、
厚生労働省に日ごとの検査陽性者数やPCR検査受診者数、
死亡者数などのデータが掲載されていますので、
それを個別に集計していろいろ計算してみました。

 
下にエクセルのキャプチャー画像を添付しますが、
それぞれの項目を説明します。
 
感染確認数はそれぞれの日でのPCR検査陽性例の数です。
この中には、有症状例、無症状例、確認中の症例を合計したものです。
確認中ものについては、後日に症状の有無が確認されている症例がありますが、
症状のあるなしに関わらず感染確認数として計上しています。
その隣は累計感染例数です。
 
この二つはあくまで例数なので、患者数とは異なっている場合があります。
 
 
検査数、累計検査数は、別の厚生労働省発表の検査数ですが、
厚生労働省が把握している数だけかもしれません。
別の資料と数字が違うところがありましたが、
累計が分かりやすい資料を使用しました。
 
陽性率は、感染確認数を検査数で割った値です。
 
増加率の隣の倍加時間は、感染確認数が2倍になるまでに必要な日数の値で、
会見時に専門家が言っていた重要視してモニターしていた値です。
算出方法は、70を増加率で割った値とのことです。
 
平均倍加時間は、三旬歩オリジナルの数字で、
感染確認数が日ごとに少しばらつくため、
その日だけの倍加時間では極端に短くなったり長くなったりするので、
過去1週間の倍加時間の幾何平均をとりました。
 
チャートにおける移動平均線と同じ考え方です。
 
 




 
 
結果ですが、
① 4月に入ってから検査の陽性率が上昇。
② 3月末から4月にかけての感染確認数の増加率の上昇。
③ 同様に平均倍加時間の短縮。
 
この3点が注目すべき点だと思われます。
 
 
一つ一つ考察します。
 
① 陽性率の上昇。
これは、検査の精度の問題ではありません。
今までは症状があった場合に感染が疑われた場合に検査を行っていたようですが、
3月末から4月にかけては、おそらく感染確認者と濃厚接触した人の検査が中心となってきたために陽性率があがったのではないかと思われます。
 
② 増加率が上がっていること。
これは感染が拡大していることに他なりません。
10%を超える増加を見せており、
感染がこれからピークとなることが示唆されるかと思います。
 
③ 平均倍加時間の短縮
これも感染が広がってきていることの証拠だと思われます。
特に東京などの都心部はかなり人が密集するため、
潜伏感染者が増えれば増えるほど、有症状感染者の増加も早くなると思われます。
 
 
特に③により徐々に倍加時間が短くなっていることは、
大変憂慮すべき事態で、
これにより緊急事態宣言が出されたのではないかと推察できます。
 
特にこの1週間の平均倍加時間が急速に短くなってきているので、
このタイミングでの緊急事態宣言は
ある程度適切だったと考察できます。
 
もちろん、もっと早く出していればよかったという指摘もあるでしょうが・・・。
 
 
 
以上、本日の緊急事態宣言を三旬歩なりに考察してみました。
 
なお、三旬歩はこの手の問題の専門家ではありませんので、
この数字や計算方法、この手法で合っているかなどは保証できません。
 
あくまで参考資料程度としてください。
 
 



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《階段チャレンジ》
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