今日は雨が激しく降った。
こんなに降ったのはこちらにきて初めて経験した。
おかげで風をひいたらしい。
帰国までに治るとよいのだが。。。

雨の日はなんといっても読書が楽しい。
人気の無い図書館で、
今日は松本清張の「半生の記」を読んだ。

彼が40歳半ばまでうだつの上がらない貧しい
新聞広告の職人だったなんて、誰が想像できるだろうか。

彼の言葉である
「明るい青春などあるわけではなかった 暗く淀んだ半生だった」
すべてを表現している

かわいそうだな、と思うと同時に、
日本を代表する作家がこのように遅咲きであった事を知り
私の気分が軽くなった事も否めない。

「なーんだ、みんな苦労してるんじゃないか!」と。

これからも私の人生山あり谷ありだと思うけど、
逃げ出さないでいこう。