青空の下、最高のジャズを聴いた。

私の通う大学のジャズクラブの学生が演奏していたのだ
彼らの音楽は私の胸を打った
道行く人もつい足を止めて遠目から音楽を楽しみ、
時々拍手によって嬉しい気持ちを表現してた

途中ピアノの男の子のソロ
くるりとした髪の毛を振り乱しながら
透明な空気の中酔いしれながらピアノを弾く彼は
その時だれよりも気持ち良さそうに見えた

ジャズは昔から好きだ
といっても有名な演奏者やCDなどほとんど知らない
けれど家にあるCDを数枚聴き、
知り合いから聴いたよさそうなCDを手に入れ
自分なりに満足して聴いている
最近好きなのは、Modern Jazz Quartet
勉強しながら聴ける数少ない音楽である

ーー彼らの演奏を聴いていると、
ストレスがふーと抜けた気がして
近くのベンチに腰掛けて聴いていた
そうしたら隣に女の子が座った
話しかけてみると、彼女も音楽が大好きとのこと
高校ではたまにジャズバンドのボーカルを
楽しんだりしたらしい
ちなみに彼女の出身地は南カリフォルニアにある
サーフィンで有名なあのマリブ
どうりで品がよいはずだ

彼女の表情、話し方はすごく大人びてたけど
歳を聞くと18歳で大学一年生であった

彼女はまた私の話に真剣に耳を傾けてくれた
話の途中でけつまずいても、先を言ったりすることなく
最後の一言まで聞いてくれた

こちらの大学には彼女のような
成熟した、matureな学生が多くて好きだ

ちょっとほのぼのできた一日だった