私、本当に世間知らずなんだと思います。

コロナウイルスの感染拡大に伴うアメリカ・カナダにおける影響というものがこれほどのものであるというのを目の当たりにし、心からショックを受けています。

 

失業による影響

アメリカでは多くの人々が職を失っており失業率が増加傾向の一途をたどる中、ローカルニュースでは非営利団体が失業者向けに食材配給をする風景が流れ、正直かなりショックを受けました。

 

世界でも上位に位置する経済を誇るアメリカでも比較的安定しているオレンジカウンティで今週失業して既に食べるものに困っている人々がこんなにもいるんだと。

 

連日コストコにできる長蛇の列がニュースで取り上げられていますが、その列に並べない人々がたくさんいるという悲しい現実。

 

昨日バンクーバーにいる友達ともビデオチャットをしたのですが、彼女今現在自宅かで仕事中にも関わらず、その職もいつまで保持できるのかわからないと不安がっています。もし職を失った場合、来月の家賃も払えないと。

 

しばらくアメリカの我が家においでよとも言えない状況ですし、本当にもどかしい。

 

でも多くの人々にとって先月あった生活が来月は送れないという危機に立たされています。

 

学校閉鎖による子供達への影響

 

LAだけでも学校閉鎖に伴い給食が食の源だった子供達が50万人もいることを学びました。特に低所得者の多く住む地域の学校は2食配給しないと、子供達が学校以外では一切ご飯が食べられない家庭も多く学校閉鎖の影響により子供達の飢餓の問題が発生しています。

 

私の友達のママたちは休校中で外出制限のある中子供達の面倒を学習面と日常生活の面でどう見て行くかをSNSで議論している一方で、食べるものに困っているそしてオンライン学習ができる環境にいない子供達もいるというそのギャップ。

 

地元のビジネスをサポートしようと昨日はテイクアウトをしてチップも入れて$100ほど払った私達ですが、そんな子供達がいるということを思うと学校の代わりに子供達に2食配給している非営利団体に寄付をして飢えている子供達を助けることも必要なんじゃないか。

 

ホームレスの人々への影響

 

ここカリフォルニアでは気候の良さもあって多くのホームレスがいます。

九州の片田舎からバンクーバーに行った時はかなりショックでした。22年間生まれ育った地元でホームレスを見たことがなかったので。

ですがコロナウイルス拡大の前は、見慣れすぎていて既に気にも止めなくなっていたのは事実です。

感染拡大に伴いレストランの廃棄食材がなくなり、それまで観光客や地元の道ゆく人からの寄付に頼っていたホームレスの方々どうしているのでしょう。

さらにこちらでは、今現在症状のある人々は救急病院を訪れる前にまずプロバイダーと言われるかかりつけの医療機関に行くように言われています。

かかりつけの医療機関は基本的に保険料を納めている人々用。

プロバイダーがいないホームレスの人々が感染した場合、ホームレスコミュニティー内での感染拡大は真脱げません。さらにおうちのないホームレスの人々は自宅待機も難しく、移動することでしょう。

 

ホームレスの人々へはシェルターを用意するなど行政が対応しています。

しかし強制的に連れて行くことはできずさらに居場所も人数も身元確認も不可能。

 

 

改めて思うのがアメリカもカナダも国民や住民の経済的レベルの差が激しいのが共通しているということ。

もちろん日本にも同じ様な境遇の人々がいるのも認識していますが、社会保障の差なのか、まだまだ中流階級層が大多数であるのが特徴なのか、災害補償対策がしっかりしているのか、こちらほど大問題ではないような気がします。

 

これが経済大国アメリカでの現実だと思うと、悲しさを感じると同時にアメリカで一生を遂げると決めた私にとってこれから先の生き方・ライフスタイルというのを再考しなければと思うのです。