あたしの管理するフロアのスタッフはみんな男だ。上は32歳から下は24歳の計8人、みんなまとめてボーイズと呼んでいる。ボーイズはガールズと違い、正直扱いやすい。ほとんど文句も言わないし、ドラマもない。一方ガールズの場合、マネージャーが年下の外国人で女となれば、いつの間にかドラマが生まれる。そんな頭痛続きの以前の毎日がうそのように、最近は穏やかである。

ただ。。。。


ボーイズはえさを与え続けないとたちまち態度が悪くなる(;´Д`)ノ


ので、気をつけなければならない。
顧客にも同僚にもあってはならない態度をとることがあるが、言ってもすんなり聞き入れることはないか、その場では理解できてそうでも、また同じ事の繰り返し。

ということで。。。


ランチタイムには数人のボーイズを連れてちょっと離れたレストランまで連れてってあげたり(意外にボーイズはバラエティなランチがお好き)、忙しい日は午後にスナックをあげたり、それでもさらに忙しい日は朝からフルーツやスコーン、クッキーなどのプレートを用意し、さらにランチの買い出しへと走る。残業をお願いをしないといけないときは

『バスのターミナルまで送ってってあげるからあと1時間残れ』

と取引する。これぐらいやっとけば大抵うまく行く。

一昔前までは本当屁たれマネージャーだったけど、最近では要約客観的に管理職としての自分を見られるようになってきた。おかげでボーイズ達の方の方から”ありがとう”のメールをもらったり、難しいケースは素直に”SOS”の信号が送られてきたり(これはスタッフからの信頼と尊敬がないとなかなか送られてはこない)、アウターファイブのボーイズ達だけの飲み会に誘われたり。

一番管理職として成長したなと思う瞬間は、仕事で自分のスタッフを海外に送り出す時。昔は”我れ先に”がモットーで、たまに出張続きで不在のマネージャーだったけど、今では”このケースは彼に行ってもらおう”とそのケースがカリフォルニアアナハイム(温かい)であっても、シアトル(プレミアムモールの近く)であっても、そのケースに適切なスタッフを送る。

その延長として最近の英語の上達は自分でも恐ろしく感じる。会社を代表して顧客/取引先に会いにいったり、顧客のクレームに対応したり。5年前に始めて経験した
『英語のできるやつを出せ』(ありがたいのかよくわかんないんだけど)
『ゆりかと話したい』
という顧客ならびに取引先がひっきりなしに電話をかけてくる。

意味もなく過ぎていく時間なんてないんだ。だから一瞬一瞬を大切に。