昨日『レディ・ベス』を観劇して参りました。
まだ始まったばかりなので、詳細なあらすじは書かず、簡単に感想をまとめておこうと思います。
もしかしたら、ネタバレになっているかもしれませんので、気になる方はパスしてくださいね。

まず、席について驚いたのは、想像していた以上に、セットが豪華で素晴らしかったこと!美術を務めたのが二村周作さんでした。(『キャバレー』のマンホールのセット、『サンセット大通り』のノーマの豪邸・・・二村さんの美術、大好きです♪)

「シアターガイド」で、石丸さんのインタビュー記事にもセットのことが書かれていましたが・・・。
舞台が八百屋の盆になっており、盆に星座版が描かれていました♪バックには、十二星座が描かれたリングのセットと、その奥には星空が広がっていました。
盆のデザインは、エリザベスの父であるヘンリー8世の時計塔をモチーフに使っているそうです。ただの背景というだけでなく、心理的描写まで表現しているセットでした。
残念ながら、昨日は、とっても前列で、それもかなり上手だったため、この素晴らしいセットが見えずらくて、幕間中に2階に行って上から見て感動しました♪

ただ、客席から観ていると綺麗、素晴らしいセット・・・となるんですけど、出演者のみなさんは大変なんだそうです!(爆)昨日のアメスタで、大暴露大会のようになっておりました!(笑)
王室が舞台のお話しなので、出演者のみなさんの衣装も超豪華で重そうなのはわかったんですけど・・・その重い衣装を身に付けながら、傾いた動く盆の上で移動しながら演技をするので大変なんだそうです。女性陣は、足元の見えないロングドレスにヒールですものね(苦笑)男性陣もかかとの高いブーツを履いていたりするから、大変な想いは同じかもしれませんね。足腰にきそうなのに、気をつけて頂きたいな~と思います。

昨日のアメスタで、禅さんが、お客さんは盆の高さと傾斜が想像できないと思うから、バックステージツアーを開催して、お客さんも重い衣装を身に着けて盆の上に立ってもらいたい・・・と話していました。(笑)そんな素敵なツアーを企画してくれたら、是非参加したいみたいです♪ご案内は、禅さんガーディナーということで♪(笑)お客さん、みなさん参加したいと思いますけど・・・。

キャストの感想も簡単に・・・。
★昨日のキャスト表

昨日のベスは平野綾さんでした。
あーやベスは、可憐で、一生懸命さが伝わってきて、とても好感がもてました。
私がここに書くのもどうか?と思いますが、Wキャストがあの気品溢れる花總さんなので、相当のプレッシャーがあったと思いますが、歌も演技も素晴らしかったです♪
ロンドン塔に幽閉されてしまうシーンで・・・以前、ロンドンを旅行した時、ロンドン塔に行ったことがあって、舞台を観ながら、ロンドン塔に行った時のことを思い出したりして、不思議な気持ちになりました。
5月に、またあーやベスでチケットを取っているので、進化するベスを楽しみにしています。

エリザベスが恋をする吟遊詩人、ロビン・ブレイク♪ロビンは、山崎さんでした。
山崎さんは、歌も上手でいつも安定していて、安心して見られるイメージがあります。
チラシやポスターで見ていた写真通りのビジュアルで、こんな役なんじゃないかな~と想像していた通りのロビンでした♪
山崎さんが・・・というのではなく、バルコニーのシーンからベスの寝室のシーンが・・・う~んちょっと考えられないことで、突っ込みを入れたいシーンはありました。(笑)
昨日の席が、ロビン席(笑)で・・・。何度も目の前を山崎ロビンが通り、目の前で立ち止まって台詞を話すシーンもあり・・・ロビンファンだったら、たまらない席だったと思います。ロビンファンにとって、前列の上手はおいしいと思いますよ♪

メアリーと政略結婚をするスペイン王子フェリペ♪想像以上に、おいしい役だと思った平方フェリペでした。
月ミュで、平方さんが、「フェリペは、ベスの方が周りから指示されていることを知っていてメアリーと結婚する・・・しかも政略結婚。そういう結婚をした相手への感情をどう自分の中で構築していくか・・・追求していきたい」と仰っていたので、とても楽しみにしていました。
品がありながら、プレイボーイでモテている雰囲気もうまく出していた平方さんでした。

昨日のアメスタで、平方さんが仰っていた言葉に納得したんですけど、フェリペが登場して、ガラッと流れを変えていく・・・というようなことを話されていて、それは確かにそうだな~と思いました。
フェリペが登場するシーンから、主役♪(笑)というくらい目立っていました。登場シーンは少ないんですけど、強烈な印象を与える役でした。

メアリーは、吉沢梨絵さん♪
ダークサイドとして描かれている役なんですけど、メアリーの気持ちが理解できました。
昨日、メアリーとベスの和解のシーンで泣きました。(涙)メアリーが自分の生い立ちや苦しかった気持ちをベスに伝える歌で泣きました。メアリーがやったことは残虐で許されないことだと思うけれど、メアリーにも同情したい・・・そんな風に感じさせる吉沢さんでした。
吉沢さんはルドルフ以来でしたが、やっぱり素敵な女優さんだな~と思いました。
一番印象に残った曲も、メアリーのソロ「悪魔と踊らないで」でした♪
未来さんのメアリーも観る予定なので、楽しみです。

ベスの母で、処刑されてしまったアン・ ブーリン役は和音美桜さんでした♪
ベスが3歳の時に処刑されてしまっているので、アンがどのような形で描かれるのか?興味深いところだったんですけど・・・。
予想していた以上に、アンの出番が多くて・・・。
アンはベスの悩みや苦しみの対象になりながら、ベス自身もロンドン塔に幽閉されてみて、やっと母親の気持ちが理解でき・・・ベスを見守り続けて、心の支えとなっている存在でもありました。
和音さんの歌声が神々しく・・・とても綺麗でした♪

禅さんガーディナーとシモン・ルナール役の吉野さん♪
悪役2人が絡むシーンが多くて、開幕イベントで、考えは違うけれど、目的が同じ・・・という意味がよ~くわかりました♪(笑)
5月に、平野さん、加藤さん、禅さん、吉野さんというスペシャルな4人のアフタートークの日に観劇する予定なので、絡みのシーンの裏話も聞けるのでは?と今から楽しみです♪(笑)

そして、最後はアスカム先生♪
素敵な先生でした。知性を兼ね備え、大人の渋い雰囲気満載♪
久しぶりに、復讐もなく、土下座もなく・・・(笑)、平和な気持ちで見守ることができました。石丸さんの雰囲気にピッタリと合っている役でした。

アスカム先生は、ストーリーテラーのような役割も担っていました。
冒頭からアスカム先生の歌で始まり、時代背景やベスの生い立ちを歌で表現していました。

星座のセットそのものが、アスカム先生を象徴しているように見えました。
ベスは選ばれた人で、そういう星の元に生まれた人間なのだから・・・と自覚させ、王位に就くまでの正しい道を導くような・・・ベスを温かく見守り続ける先生でした。(ベスは、アスカム先生から、自分の幸せより、自分の置かれた立場や責任を重んじなければならないことを教えられていました。)

ロビンと恋に落ちた時、王位に就くべきなのか?女性としての幸せを選択すべきなのか?というベスの心の葛藤を、アスカム先生とアン役の和音さんがデュエットする曲が印象に残りました♪石丸さんと和音さんの歌声が、とても合っていました♪

いろいろと予習していきましたが、予習はあまりいらなかったような・・・。(笑)
時代背景も含め、曲で詳細に説明されていました。複雑な宗教も、とてもわかりやすく描かれていました。

次の観劇は、ちょっと先になって、5月に入ってからになりますが、また違うキャストの組み合わせで楽しませて頂こうと思います。

★初日のカーテンコールの映像

http://www.youtube.com/watch?v=YO7XO1MNckE
5分のあたりでリピード♪(笑)
しぇかい(世界)と言ってしまい、自分で吹き出しちゃった石丸さん♪(笑)アンサンブルさんのniceなズッコケリアクションにも笑いました♪
石丸さんは、本編で噛むことはないんですけど、カテコでは色々とやってくれちゃいますよね~。(笑)お茶目でキュートすぎる石丸さん♪
モンテのカテコも、いろいろとありすぎました♪(笑)
そんなお茶目度満載のギャップも楽しませて頂いています♪

キャストのみなさん、お怪我のないよう、千穐楽まで走り抜けていただきたいと思います。