東京都美術館で開催されている「ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ展—天才の肖像」の感想です♪
先月鑑賞した時、もう少しゆっくりと鑑賞したかったな~と思ったんです。2度目の鑑賞に行って参りました♪
梅雨に入ったこの時期に行けば空いているのでは・・・と期待して行ったのですが、めっちゃ混んでいました!(笑)
特に、『アトランティコ手稿』が展覧されている部屋は混んでいました!
みなさん、考えることは同じですね~♪(笑)今月末までの会期ですしね。
昨年リニューアルオープンしてから、第1弾「マウリッツハイス美術館展」、第2弾「メトロポリタン美術館展」、第3弾「エル・グレコ展」と・・・絵画好きにはたまらない展覧会が続いている東京都美術館で第4弾として開催されているのが「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」で、この展覧会も見応えがあり素晴らしい展覧会でした。
ダ・ヴィンチはルネサンスの巨匠ですが、画家としての活動のほか、彫刻、建築、舞台芸術、音楽、軍事、土木、人体、航空など、多岐に通じていた万能人とも言われています♪
そんなダ・ヴィンチの天才ぶりを改めて知ることのできた展覧会でした。
今回の展覧会では、フェデリーコ・ボッロメオ枢機卿のコレクションを元に設立されたミラノにあるアンブロジアーナ図書館・絵画館が所蔵するレオナルドに関連するミラノ時代の重要な油彩画と、レオナルド直筆のメモや素描(スケッチ)を編纂した『アトランティコ手稿』や、ダ・ヴィンチ自身が影響された画家の作品、ダ・ヴィンチから影響を受けた「レオナルデスキ」と呼ばれる画家達の油彩画、素描など・・・日本初公開作品を含む約100点が展示されていました。
やはり一番素晴らしいと思ったのは、直筆のメモや素描(スケッチ)を編纂した『アトランティコ手稿』でした。日本初公開となった22葉が展示されていました。右写真が、『アトランティコ手稿』です。(出口に置いてあった資料から・・・。)
遠近法、光学、幾何学・・・様々な分野にわたる研究について書かれており、ダ・ヴィンチの多様なアイデアを『アトランティコ手稿』から知ることができました。(画で描かれ、解説も細かく書かれていました。思っていたより、細か~い文字で書かれていて驚きました!)
その他に印象に残った作品は・・・。
この展覧会のポスターにもなっているレオナルド・ダ・ヴィンチの『音楽家の肖像』でした。
レオナルド・ダ・ヴィンチ『音楽家の肖像』
ヴェスピーノ(本名アンドレア・ビアンキ)『岩窟の聖母』
日比谷公園ダ・ヴィンチミュージアムで開催された「特別展 ダ・ヴィンチ~モナ・リザ25の秘密」や、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」も鑑賞してきて、ダ・ヴィンチが描いた作品が数少ないことや、『アトランティコ手稿』がどれだけ貴重な物なのか?を知っていたので、東京都美術館でこれだけ多くダ・ヴィンチに関わる作品が展示された今回の展覧会に行くことができて、本当に良かったと思いました♪


