今月のEテレ『資格☆はばたく』で、産業カウンセラーについて取り上げていました。

今月初めに、この番組を見ます!と宣言した通り、4回全ての放送を見ました♪

若干、番組内で出題されていた問題が易し過ぎるかな~と思いながら・・・(笑)。(実際の問題は、あんなに素直な問題ばかりではなく、引っ掛け問題が多いから、要注意ですよ!(笑))
でも、「傾聴」を基本に、産業カウンセラーがどんな事をしているのか?試験には、どんな問題が出題されるのか?という事が、とても分かり易く説明されていました。

1ヶ月、ゲストとして出演されていたのは、俳優の平岡祐太さんとモデルの宇井愛美さんでした。

平岡さんは、俳優として様々な人格を演じ分ける為、心理学に詳しくなりたいそうです。

宇井さんは、友達によく人生相談をされるので、カウンセラーの勉強が役に立つそうです。

そして、講師は、梶原しげるさんでした。世間では、アナウンサーとしてのイメージが強いと思いますが、心理系の大学院を卒業されていて、シニア産業カウンセラーでもある梶原さんが講師を務めていました。

昨日の最後の放送で、梶原さんがとても重要なお話をされていました。どうして、今、産業カウンセラーが必要とされるのか?というお話です。

20代の死亡原因を知っていますか?と質問されて、日本の20代の死亡原因は、病気でも交通事故でもなく自殺なんですよ・・・というお話をされていました。男性の場合、40代半ばまでの死亡原因のトップが自殺なんです。その原因となっているのが、メンタルヘルス問題・・・心の問題なんです。
だからこそ、産業カウンセラーは、自殺に至ってしまう前に、傾聴することで、気持ちを察し、寄り添うことが重要になるんです!というお話をされていました。

私、この番組のテキストも購入して読んだんですけど・・・。
番組内で紹介されなかった、梶原さんの素敵な言葉がテキストに載っていたので紹介しておきます。

産業カウンセラーとは、「職場や、そこで働く人をハッピーにする縁の下の力持ち」なんです!

そして、芝居の世界に例えると、産業カウンセラーは「照明係」と書かれていました。

職場は舞台。一般社員は出演者。経営者は座長で、作家はじめ演出スタッフなどは「管理職」。台本も、演出も悪くない。出演者も粒ぞろい。なのに芝居がまるで面白くならない・・・。さて、そんなとき、照明係が稽古中のスタッフ・メンバーに言いました。
「ステージの明かり、こんな色に変えてみたいのですが、いかがでしょう?」
この一言で、それまで、ばらばらだった全員の心が一つになる・・・。チームの険悪な雰囲気がその一言で一変し、メンバーの心と心が通い始めます・・・。

理想的な産業カウンセラーの役割は、この「照明係」みたいなものだと思いますよ!と書かれていました。

私、舞台を観に行くのが好きなので、照明係という表現、とっても気に入りました♪照明さんか・・・一生懸命演じている出演者が、より輝けるように、ここぞ!という時、効果的に観えるように照明を当てる・・・責任重大な裏方の仕事だわ♪
または、出演者の良さを引き出してあげられるような、演出家のような役割も、カウンセラーは担うんじゃないのかな?と私は思いました。

テキストに、「産業カウンセラーは、人の話を聴くプロ」と書かれているように、「傾聴」を通じて、クライエント(相談者)の感情を受け止め、寄り添いながら、クライエント自身が自分の力で問題解決できるようなサポートを行う・・・自分自身も、カウンセリングの勉強によって変われる!産業カウンセラーは、そんな資格だと思います♪

テキストも役立ちました♪(資格を取得している私でも、為になる内容でした。)
産業カウンセラーとしてではないけれど、自分の仕事やキャリアアップに、どのようにこの資格を活かしているのか?MBA、FP、社労士・・・などの資格もお持ちの方、4名の方のインタビュー記事もテキストに掲載されていて、とても為になりました。(その中には、東北の被災地にボランティアに行かれた方もいました。私も、この資格、ボランティアに、とても役立っています。ボランティアの時、凄く話しやすい雰囲気ですね♪と言って頂いたことがあって、その言葉で私の方が元気を頂いたことがありました♪)

最後に・・・この番組、昨年のこの時期、試験勉強中に見たかった~!(大笑)
来年1月、産業カウンセラー試験を受ける皆さんが羨ましい!

来月からは、秘書検定について放送されるそうです。私も秘書検定2級を取得しています。秘書検も為になる資格なので、番組を通じて学ぶことが多いかも♪時間があったら、次も見てみようと思っています。