最初の話はこちら

 

 

続きです

 

 


示談は全部込で45万円でいかがですか?という保険会社に対するこちらの主張は以下の通り

 

 

①車の時価の決め方


レッドブックではなく実際に中古車市場で取得した場合にかかる費用を時価とすべき

その根拠となる裁判例も過去にありまして…

当該自動車の事故当時における取引価格は「原則として、これと同一の車種・年式・型、同程度の使用状態・走行距離等の自動車を中古車市場において取得しうるに要する価額によって定めるべき」(最高裁昭和49年4月15日判決)

昭和49年とかすごい昔ですけどアセアセ

最高裁の判決は法律と同じくらいの重みがありますからニヤリ


なので同年代の同じグレードの車種を探し、3か所で見積もりを取ったところ、平均55万円くらい(消費税込み、諸経費別)で売られていると主張

 

 

 

 

②買い替えにかかわる諸経費

廃車費用 
登録費用 
登録手続き代行費用 
車庫証明費用 
車庫証明手続き代行費用 
納車費用 
リサイクル料金 
自動車車税環境性能割 
事故車の保管料 


これらの費用の賠償も東京地裁平成15年8月4日の判決により肯定されています


事故がなければ必要なかったものなのですから当然請求OK

ディーラーで見積もってもらったところ約20万円でした

 



③買い替えた車が到着するまでの代車費用相当分

今って車を買って納車するまでの期間がすごく長いですよね?うちの場合結局事故から2か月間車がない生活を送らねばなりません。通勤などで使っている場合は代車費用が請求できますが、レジャー目的だと認められないのですムカムカ


えぇ、えぇ。確かに普段全然乗ってないですよアセアセ


どうしても必要かと言われると全然必要ないですよアセアセ

だけどーーームカムカ

たまには重いもの買いにスーパー行くこともあるのよー(月1回あるかないかだけどアセアセ



なのでダメ元で無理やり週末の代車代も請求に入れました



そうしたところ・・・

なんか面倒くさい奴と思われたのか・・・


車両としての賠償は


75万円でどうですか?


とあっさりと増額してくれましたニヤリ

そのほか廃車に伴う税金の戻りや、念のために病院でレントゲンを撮ってもらったので(病院代+慰謝料+休業補償2日分)や、あしかがフラワーパークの前売り券代などなど含めて今回の事故で振り込まれた金額は約80万円となりました

 

弁護士もつかなくて自分たちで交渉したわりにはうまくいったほうじゃないかと思います

 

でもこれ、保険会社からしたらきっとめちゃ少ない額なのであっさり増額してくれたんだと思います。大きい事故とかだと数千万円単位の賠償とかでしょうし…。今回ほぼ物損だけだったので弁護士つけるほどでもなかったですが、一歩間違えたらうちの車が横転して身体にダメージあったかもしれません。そうなっていたら自分たちだけでの交渉は無理っぽいですね…

 

弁護士特約の重要性をひしひしと感じた事故でした真顔

 

もしご自分の保険にこの特約ついてないときは、年度の途中からでもつけられると思うので一度検討されたほうがいいと思います

 

 

(次回 事故動画アップします)