自由な子グレミ
偉大なる母グレミ
捕獲大作戦を決意してから約１年
やっとやっと保護できたのに
やっとやっと避妊できたのに
たくさん皆さまに喜んでもらったグレミ。
たくさん頑張ってって言ってもらったグレミ。
たくさん偉いね良い子だねって誉められたグレミ。
病院の皆さんも念願達成で
手術が終わって感無量だったと
あまりの突然の出来事に
すぐに検死解剖してくださいました。
手術痕に不備は無く、解剖所見の写真も見せて貰いましたが
昨日はキレイだった膀胱がパンパンに腫れて血が200は溜まっていたようで
直接の原因は失血でしょう。
要因として考えられる事は
血栓があったのではないかと
出血原因をくまなく探してくれたのですが特定出来ず
心臓に戻るべき血が膀胱に溜まってしまったと思われ
先生達も改めて命を預かる難しさを体感したと涙されてました。
昨日の夜は帰宅後身を委ねてくれ
明日またねと言ったのが夜１０時頃
今朝８時におはようと会いに行くと
吐いた後がありカラーを外し身体を拭いてあげ
その間とっても可愛らしい声で数回鳴いて
その時からもしかすると何かしらを訴えていたのかもしれません。
私は素直に委ねてくれる事が可愛いくて嬉しくて
『お外は今日は雪が降ってるよ。とっても寒くてね、お外出たいでしょー。でも、もう少し元気になってからね。頑張ろうね。キジオが待ってるからね』と身体を拭き終えても暫く撫でて呑気にお話してました。
午後からの仕事の為、母が帰宅して様子を見に行ったのが11時過ぎ
水をこぼしてしまっていたので
ゲージを拭いてストーブのそばに移動させて
母もひざに乗せ暫くお話してた様で、仕事があるので離れたのが11時半
私は出社準備を終えて行ってきますを言いに行ったのが11時40分
僅か10分の間に大量の出血をしていました。
慌てて病院に行く準備を母がしていたのですが
異変に気づいて慌ててゲージから抱き上げると
すでに力無く温もりがまだ残っていたので、無我夢中で『グレミー！グレミー！』と名前を呼び心臓マッサージと喉の奥から落ちた舌を引っ張り蘇生を試みましたがダメでした。
希望の叫びから
『グレミー！ゴメンねグレミー！』と懺悔の嗚咽に
先ほど帰って来て
皆がくれたお花やオヤツ
元相棒のグンちゃんの写真
いずれ続くであろうキジオの写真を添えて
手を合わせありがとう10も言えずごめんなさいをたくさん
ゴメンねグレミ。
ありがとうねグレミ。
今日だけはいっぱい謝るね。
真っ直ぐグンの所に行くんだよ。
キジオが行く時にはちゃんと迎えに来てあげてね。
ねぇ。グレミ
今朝はなんて話かけてくれてたの？
呑気に天気の話なんかしてゴメンね
グレミ
出会ってくれてありがとう
びびを産んでくれてありがとう
ポコを産んでくれてありがとう
ペコを産んでくれてありがとう
ウランを産んでくれてありがとう
最後の可愛い子ちゃん達を保護させてくれてありがとう
撫でさせてくれてありがとう
お世話させてくれてありがとう
身を委ねてくれてありがとう
命の大変さを教えてくれてありがとう
人が考える事は大半はエゴだと気づかせてくれてありがとう
大事な子ども達奪ってしまってゴメンね
無理に連れてきてゴメンね
子ども産めないようにしてゴメンね
追いかけまわしてゴメンね
キジオと離ればなれにしちゃってゴメンね
ストレスかけてゴメンね
お話わからなくてゴメンね
もしかしたら、手術しなかったら
もっと長く生きられたかもしれないね
でもね、これ以上だとグレの身体がまたボロボロになって
ちゃんと生きられる子どもが生まれなかったかもしれないんだって
今膝の上で眠る子猫はみんなグレミが与えてくれた子だよ
大事な大事な宝物ちゃん達だよ
ありがとうグレミ
明日天にお返しします
神様、グレミを宜しくお願いします。
