こんにちは。
1916年に竣工した、バンコク最大かつ最古のタイ国鉄「フアランポーン駅」。
バンコクの有名な観光スポットのひとつとして、多くの人たちに親しまれてきた国鉄フアランポーン駅。
タイ国鉄(SRT)の新たな都市鉄道・SRTレッドラインが今年11月にタイ国鉄の新駅・バンスー駅で営業運転を開始するのに合わせて、フアランポーン駅の閉鎖が決まっています。
ドイツのフランクフルト駅をモデルにデザインされたと言われている、ドーム型の駅舎を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
私も閉鎖される前にフアランポーン駅を見ておきたいと思ったので、先日ちょっと行ってきました。
ここから駅構内へ入ってみましょう。
昔ながらの若干暗めな雰囲気を醸し出す駅構内。
アーチ型天井が目を引きますね。
ヨーロッパを意識した?ステンドグラス窓も印象的。
鉄道警察の詰所もありますが無人。
既に使用されていないような。。
カフェやレストランなども全てクローズ。
バンスー駅への移転が決まっていることもありますが、コロナ禍も影響して早々にクローズしてしまった様子。。
チケットオフィスも開店休業状態。
その昔ここで切符を買って、バンコクからカンチャナブリやアユタヤまで鉄道日帰り旅行を楽しんだことを思い出しました。
懐かしいなぁ。。
入り口で暇そうに座っていた警備員らしき人に「中を見学させてね」と声をかけて、駅のホームへ。
こんな感じの旅情あふれる光景が広がっています。
まさに、ターミナル駅の風景ですよね。
20年程前迄は東南アジア版・オリエント急行(Eastern Orient Express) が、フアランポーン駅からシンガポールまで運行していたこともありましたね。
タイ国内のみならず、マレーシアを経由してシンガポールまで国際列車もこの駅を発着していたことを懐かしく思い出しました。
レトロな雰囲気が麗しく、とても素敵~。
ホームにある待合室もかわいい。。
タイ国鉄の行き先(駅名)が書かれた路線表の他、
危険行為禁止を啓蒙するイラストも展示されていました。
タイらしい、何ともリアルな絵に目が釘付け。
約20年ぶり?にタイの列車を見たような気が。。
タイの列車って旧式でボロボロな外装のイメージしかなかったのですが、ピカピカでモダンな列車に変わっていてびっくり。
線路の水たまりが気になりましたが、何か意味があるのかしら。。
ここで記念写真を撮りたくなりますね。
バンスー駅への移転も決まっている現在は、ほぼ全線で運休状態と聞いていますが、路線によっては不定期で運行されているのでしょうか。
11月の閉鎖後、国鉄フアランポーン駅は‟鉄道博物館”に生まれ変わるという噂もありますが、歴史的建造物に匹敵するフアランポーン駅の駅舎が、人々の記憶と共に末永く存続してくれることを願っています。
では、また。
mythai