ジングルベルロック ～最近はミニスカサンタの定番曲です～

私が好きなクリスマス曲のひとつに「ジングルベル・ロック」がある。今でこそポップスにもクリスマス定番曲があるものの、昔からのスタンダードナンバーには讃美歌やジャズが多い中で、珍しくこの曲は陽気なエレキサウンドで異色な感じがする。とは言え古い曲なので、名前にロックとあっても４ビートアレンジも多くジャズに聴こえなくもない。

この曲は1957年にボビー・ヘルムズが歌ったものがオリジナルで、ほのぼのする雰囲気がパーティ向きだと思う。その後世界中で歌われるようになり様々なバージョンが出ているけれど、最近ではこの曲に合わせてクネクネ踊るサンタクロースの人形を見かけた方も多いのではないだろうか。商品は以前からあったようだけど、2007年に再発売されて以降は２年間で１３万台も売れ、近年では最もヒットしたクリスマス商品らしい。






ところで私の場合、最近この曲を聴くとミニスカサンタの美女が踊るシーンを思い浮かべてしまう。というのもちょっと前に「ミーン・ガールズ」というアメリカの学園コメディを観ていたら、主人公の女の子を含む４人組がステージで踊るシーンが出て来て、なかなか印象的だったからだ。映画は恋愛ものというより結構辛辣な女の戦いがテーマで、美人だがおバカなおねぇちゃんの笑える話と言うより厳しい競争社会の裏側を覗き見しているような気になった。

とは言えハッピーエンドの映画だし、主人公のリンジー・ローハンは日本人好みの可愛らしい魅力があって悪くない。日本では意外に売れなかったけれど全米では大人気となり、クリスマスパーティでは彼女たちを真似た余興も少なくないらしい。今アメリカでミニスカサンタと言えば、ミーンガールズを挙げる人が少なくないのではと思う今日この頃だ。




【ミーンガールズ／ジングルベルロック】　　このシーンを観るだけで十分な気もする映画です。