待ちに待った水羊羹を受け取る日です!
向かったのは新大久保、和菓子の源太さんです。
源太さんはお家元お出入りのお菓子屋さんで、
ご宗家での点初め、お茶会から日々のお稽古など…
門人は源太さんのお菓子をいただく機会は多いのです。
どのお菓子も本当に美味しいのですが、
入門した年に特に感動したのが水羊羹!
毎年夏のお稽古のお楽しみですが、もっと食べたい…🤤と言っていたところ先生が「電話でお願いすると用意してくださるわよ」と!
🤤🤤🤤
源太さんはお茶菓子の専門店で、思い立ってお伺いするのではなく、電話で注文が必要とのこと。
水羊羹は7月の限定だそうです。
7月なかばに、しまった!もう受け付けてないかも…とお電話したところ、幸い間に合いました。
お店は新大久保の路地裏にひっそりとあり、看板などはありません。
緊張しながら多分ここだろう!とドアを開けると、にこやかに対応してくださいました。
いつも美味しくお菓子をいただいているものの、
直接お会いしたのは初めてなのでいつものお礼をお伝えできて嬉しかったです☺️
杉の箱に店名の押し印。
かけてある包装紙や紐の結び方も洗練されていて美しいと感じます。
わ〜😭😭😭😭😭
透き通ってるのが伝わりますでしょうか。
源太さんの水羊羹は限界まで寒天を減らしているそうで、
ほろっと口の中で崩れて溶けていくのです。
小豆の旨味がぎゅっと詰まっていながら、決してくどくはありません。
一箱結構あるかも…、と思いましたが全然食べきれる軽さです。
お稽古では銘々皿に青紅葉などを敷いて、
そこに綺麗に切り分けた水羊羹をのせていただくのですが、これを黒文字で頂くのがまた難しくて…いかに大きく切り、素早く口にすっと移動させられるかが勝負です。
同門のお姉さんとお話ししていたら「昔は大奥様がおたまですくって盛り付けてくださってね…」とのこと。
お家なので遠慮なく大きいスプーンでざっくり盛っていただきました。
はあ〜美味しい。
帰ってすぐはちょっと温かったので冷たい煎茶と、冷蔵庫で冷やしてからはお薄といただきました。
暑さやかったるさが吹き飛びます。
夏は苦手ですが、こんな美味しいお菓子があるなら毎年ウェルカムです。